良いコンサルタントの見分け方のポイントとは?

コンサルティング・問題解決思考

こんにちは。甲斐です。

・「起業したばっかりなので誰かにサポートしてほしい!」
・「事業がある程度軌道に乗ったので、さらなる飛躍がしたい!」

このように思ったとき、選択肢の一つとしてコンサルタントにコンサルティングを依頼する事があるでしょう。

専門性が高いコンサルタントを選ぶ事ができれば、あなたのビジネスがより加速する可能性がありますが、コンサルタントって特に資格は必要なく誰でも名乗る事ができます。

その為、ぶっちゃけ質の良くないコンサルタントって結構いますよね?

思いつき、行き当たりばったりの施策しか考える事ができない「自称」コンサルタントとか。

僕自身もこのよう何のスキルも持っていない、問題解決能力がゼロのなんちゃってコンサルに出会う機会が多いのですが、じゃあ逆に「良いコンサル」って何だろう?と言うのが今日のお話です。

「そろそろコンサルタントに依頼しようかなぁ」

と思われている場合は、参考にしてみて下さい。

1.良いコンサルタントは問題を分解できる

良いコンサルタントの条件、人柄とかレスが早いとか色々ありますが、当然の事として「問題解決能力がある」必要があります。

コンサルタントはクライアントの問題解決の為の施策を考える人なので、その問題解決能力がなければ、そもそもコンサルタントなんて名乗っちゃダメでしょう。

で、この問題解決能力があるかないかを見抜く一つのポイントが、「問題を分解できるか?」なんですね。

クライアントが抱えている問題ってのは、基本的に混然一体となって訳わからん状態なんです。

で、ど素人のコンサルは、問題が混然一体のまま行き当たりばったりの施策を考えて、

「これが解決策です!」

なんて平気で言ったりするんですね。

あと、目に見えている事象を裏返したものを解決策だと思い込んだり。

でも、本物のコンサルは、きちんと問題を要素ごとに分解し、問題の根本的な原因を突き詰め、それに対する有効な打ち手を考えてくれるのです。

問題を分解する方法は色々とありますが、オーソドックスなのが「ロジックツリー」を使う方法でしょう。

このように思いつきではなく、問題をしっかりと要素分解し、問題解決の為の施策を考えるのが良いコンサルタントのポイントの一つです。

2.良いコンサルタントは深い洞察の独自の意見を言う

問題を要素ごとに分解できるのは良いコンサルタントの条件ですが、ただそれだけじゃダメです。

問題をただ分解しただけでは「それで?」となりますし、誰もが考え付く、当たり前の施策しか思いつかないでしょう。

クライアントさえ気が付いていない真の問題を見付ける事に、コンサルタントの存在意義がありますので。

その為、分解した問題の要素からどう言った事が導き出せるのか?と、深い洞察から自分の意見を言える事が良いコンサルタントの条件となります。

・「確かにその通りだ!」
・「それ、いいですね!」

とクライアントから前のめりで言ってもらえる状態ですね。この状態になれば、お客さんから大きく信頼されるでしょう。

では、「深い洞察から自分の意見を言える」為にはどうすれば良いのか?

これも色々な方法がありますが、オーソドックスなのが「So What?」「Why So?」をひたすら繰り返す方法です。

「So What?」は「だからなに?」と一つの事象に対してその意味する所を考え、本質を探るために「だからなに?」と自問自答する方法です。

「Why So?」は「それはなぜ?」と自問自答するのは上記と同じですが、こちらは一つの事象に対する原因を考える為の自問自答の方法です。

良いコンサルタントはこの「So What?」「Why So?」を頭の中で自然に行う事が出来ます。

つまり、コンサルタントが考えた施策に対し、クライアント側から「それはどう言う事ですか?」「それは何故ですか?」と質問してもすぐに回答が出てくるのが良いコンサルタントです。

逆にこれらの質問をして回答に困るようなコンサルタントであれば、問題があるコンサルタントと言えるでしょう。

3.まとめ

まとめますと、良いコンサルタントとは

・混然一体とした問題を分解する事ができる。
・分解した問題を深い洞察から再構成し、自分の意見を考える事ができる。

となります。

あなたがコンサルタントに依頼するときはもとより、あなた自身がコンサルタントになりたい場合、この2点を意識してみて下さい。

世の中に溢れている「自称」コンサルタントと大きな差別化ができると思います。

【お気軽にお問い合わせ下さい】
起業やパーソナルブランディングに関する提供中サービスはこちら。

甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル。趣味はキックボクシングとランニング

関連記事

特集記事

甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

「表現力」で営業力アップ

パーソナル・ブランディング

人気の記事

  1. 1

    一人会社の場合はどうなる?取締役と会社の「利益相反取引」とは?

  2. 2

    違法じゃなければOKでしょ?が通用しない理由

  3. 3

    水を1万円で売る?商品・サービスの価値の作り方とは?

  4. 4

    トラブル防止!コンサルティング契約書の作成のポイント・ひな形

  5. 5

    コンサル契約で「いかなる理由でも返金しない」条項があったら要注意!

最近の記事

  1. 今こそ営業マンは「脱」営業マン化すべき

  2. 演劇のセリフを喋るレッスンはビジネスの営業面でも活用できる

  3. AI時代を生き抜く営業力は「コミュニケーション力」と「共感力」です

  4. 演劇・演技レッスンがビジネスで注目されている理由とは?

  5. 異業種交流会で仕事を取るマル秘テクニック、教えます。

TOP