こんにちは。甲斐です。
SNS等のインターネットツールが発展し、最近は起業がしやすくなった世の中と言われるようになりましたが、事業を継続し続ける事は以前よりも厳しくなったように感じます。
起業の失敗談はインターネットでちょっと検索すると沢山の情報が出てきますが、実は僕自身も「俳優→サラリーマン→司法書士で独立」と言う過去を振り返ってみて「あの時、あれをやってれば良かった・・・」と思う失敗談があります。
中には非常に低レベルな失敗(後悔)もありますが、今後起業する予定の方にとっては有益な情報になるかも知れませんので、話のネタにしながらでも参考に出来る部分は参考にしてみて下さい。
1.「まぁ、何とかなるでしょ?」で起業してしまった
良く言えばポジティブ、悪く言えば何も考えずに起業してしまったんですね。
「司法書士って国家資格だし、なんだかんだで仕事は来るでしょ?」と
士業の人数が少ない昔であればこの考えで良かったのかも知れませんが、現代は士業の数が多くなり、また簡単な知識であればネットで簡単に調べる事が出来ます。
そもそも国家資格と言えど個人事業主である事には変わりありませんので、集客・営業の為の活動は泥臭く行う必要があります。
スマートにカッコ良くやろうとしても、まず結果は出てきません。
起業する前から集客・営業に関する事は真剣に考え活動してくべきだったと、反省をしています。
2.ブログは起業する前から書いておけ
インターネットで集客しようとした場合に良く考え付くのがGoogle広告等のリスティング広告ですが、これらの広告は結構お金がかかります。
その為、僕自身もそうですが「ブログで集客しよう!」と考える人もいるでしょう。ただ、ブログを集客できるレベルまで育てるには非常に時間が掛かります。
ブログではSEOを意識する必要がありますが、検索キーワードが上位表示される為にはブログを長く運営していた方が有利であり、また、記事を書くと言う行為そのものも時間がかかります。
その為、時間がある起業前に、表面的な知識ではなく専門家としての深い知識とオピニオンに基づいた、読み手にとって価値ある記事が沢山あるブログを用意する事により、いざ起業したときに圧倒的に有利になります。
僕自身、他の司法書士事務所に勤務していたときに、匿名でも良いので司法書士業務に関連する専門的なブログを作成していれば随分楽になったのにと、後悔しています。
ブログを作成するって本当に非常に時間がかかりますから、時間があり起業前の段階から絶対にやった方が良いと思います。
3.人脈は起業する前から作っておけ
起業してから異業種交流会に参加する人が非常に多いのですが、人脈づくりも起業前からやっておいた方が良いでしょう。
「異業種交流会って起業している人ばかりの環境なのに、そんな中に起業していない自分がいっても大丈夫なのか?」と不安になる方もいらっしゃるかも知れませんが、起業前の段階でも参加できる交流会もありますので、その点は全然大丈夫です。
また、異業種交流会で様々な方と知り合っても、ただ知り合っただけでは意味はありません。時間をかけて積極的にその人の事を知り、自分の事を知ってもらう事で初めてビジネスにつながるのです。
つまり人脈作りも時間がかかりますので、起業前から積極的に異業種交流会は活用すべきでしょう。
4.経理・会計に関する勉強をしておけ
税理士に丸投げをしない限り、起業すれば日々の会計は自分で行う必要があります。
経理出身の方ではない限り、いきなり経理や会計の事とかやろうとすると、何が何やらでチンプンカンプンになってしまい確定申告の時期に大慌て!と言う事態に陥ったりしますので、これも時間がある起業前にやっておいた方が良いでしょう。
具体的には(資格を取らなくてもよいので)簿記3級のテキストを書店で買ってきて、読んでひたすら勉強する、と言うのがベタですが効率的です。
簿記3級であれば内容はそこまで難しくありませんし、経理の基本が理解できます。お金の動きを把握するのも起業家として当然です。数字について苦手意識がある人もいるかも知れませんが、これも起業前の時間があるときにやっておきましょう。
5.まとめ
過去の事はもうどうしようも出来ないですしタラレバですが、それでも「あのときもっとアレをしていれば、今はもっと楽なのに」と思う事があります。
これは本当に自分自身への反省ですが、逆にこれらの事をしっかりと出来れば起業しても結果が残せる確率はグンと上がります。
他人の「もっとアレを頑張れば良かった」と言う失敗を自分の糧にするかしないか、それは全てはあなた次第です。