クライアントとのトラブルはどんなコンサルタントでも起こり得る

コンサルティング・問題解決思考

こんにちは。司法書士の甲斐です。

先日、たまたまTwitterを見ていたのです、某Webデザインのコンサルタントの人がプチ炎上していました。

内容なこんな感じです。

  • コンサルを謳っているけどサポートを放置した。
  • 批判的な事を言うとSlackのアカウントを削除される。
  • コンサルで使用する教材が他人の作った物のパクリ(著作権侵害)。

と言った感じで色々問題があり、クライアントからクレームが入り、さらにその返金額に関しても揉めている、と言う感じです。

まぁ、本人の人間性に一番問題があるのですが、それでもコンサルタント契約の場合、このよう出来事は誰にでも起こり得るんですね。

なので注意しましょう!と言うのが今回のブログのテーマです。

1.契約を解除された場合の法律関係

コンサルタント契約を締結したにも関わらず、実際のコンサルティングを放置したりすると、契約の内容によって債務不履行の問題が発生する事があります。

で、クライアントから債務不履行により契約を解除された場合、既に支払った報酬の返金の問題が発生するんですが、その金額を巡って色々と揉める事があります。

パソコンとか車の売買のように物があれば、その物を返却して代金全額の返金を求めると言う、ある意味分かりやすさがありますが、コンサルティングとは目に見えないサービスを提供していますので、「それを返せ!」と言われても物理的に不可能です。

「一回もコンサルティングをしなかった」は分かりやすいのですが、何らかのサービスを提供した後の契約解除の場合、じゃあそのサービスに対する対価はいくらなのか?なんてトラブルもありますので。

その為、返金額について良く争いになるのですが、契約の内容として「契約が解除された場合の返金の方法」について、事前に定めておくべきでしょう。

2.クライアントとのトラブルが起こる2つのパターン

今回のお話はコンサルタントの人間性に問題があると思いますが、これ、人間性は置いておいても、コンサルタントであれば誰にでも起こり得る出来事なんですね。

(元々確信犯的にお金を搾取してやろうと考えている場合は別ですが。)

一つは「実務能力は凄いけど、コンサルティングの本質を学ばなかった」と言うパターンのコンサルタント。

実務とコンサルティングでは求められる能力は全く異なります。

例えばWebデザインの実務をバリバリこなし、実績も相当数あったとしても、他人の問題解決ができるか、と言うのは別のお話ですよね?

それに気が付かず見よう見まねでコンサルティングを行ってしまい、結局クライアントの問題解決を行う事ができず、にっちもさっちもいかなくなり、精神的に壊れて放置してしまうパターンです。

もう一つは「誰でも彼でも集客してしまう」パターンのコンサルタント。

とにかく売上欲しさに本来クライアントにしてはいけない人(クレーマー気質が強い人等)をクライアントにしてしまい、その結果にっちもさっちもいかなくなってしまい・・・、と言う感じです。

まぁ、どちらのパターンもコンサルタント側から主体的に申し入れて、契約を合意解除して全額返金すれば解決するのですが、精神的に壊れているとその余裕さえなくなってしまう。

この二つ、笑い話と思われるかも知れませんが、私自身、実際にこの2つのパターンでクライアントとトラブルになっているコンサルタントからの相談を結構受けてたりしているんですね。

3.クライアントは「生徒」ではない

ちょっと話しがそれますが、これだけは言わせて下さい。

今回のようにコミュニティを作り1対複数のコンサルティングの場をつくっているコンサルタントは多いのですが、その中でクライアントの事を生徒、つまり「コンサル生」なんて呼び方をしているコンサルタントがいますが、コンサルタントとしてこの言い方は絶対NGです。

なんでかと言うと、ビジネスとしてお金を払ってコンサルティングを受けてもらっている以上、先生と生徒の関係性ではなく、コンサルタントとクライアント、つまり同等のビジネスパートナーの関係だからです。

これを十分に理解していないと、クライアントはコンサルタントに必要以上に依存してしまいますし、コンサルタントはクライアントに常にマウンティングを意識するようになります。

コンサルティングを受けるのであれば、コンサルタントが「コンサル生」なんて言い方をしていないか、注意した方が良いでしょう。

4.まとめ

コンサルティングは属人的な結びつきが非常に強い仕事であり、一度クライアントとのトラブルになると感情面から泥沼の争いに発展する可能性があります。

お客さんをしっかりと選ぶ事、トラブルになったら即解決できる対策を事前に行う事。

これがクライアントとのトラブルを回避し、コンサルタントとして仕事を行う上でのポイントになるでしょう。