「好きなことを仕事にする」の本質は「愛情」

起業・副業

こんにちは。甲斐です。

現代社会はスピードが早く、前例が通用しない「何だか良く分からない時代」であり、企業が簡単に倒産してしまう時代です。

今まで誰も想定しなかった「コロナ禍=人と会うことが出来なくなる」と言う状況で、苦戦を強いられている企業も沢山あります。

このような社会状況から「サラリーマンである事がリスク」と呼ばれるようになり、万が一の時に備えて「自分で稼ぐことができる能力を身につける」ことに積極的に取り組む人が増えてきました。

その中で一部のビジネス系のインフルエンサーが「好きなことを仕事にする」と言う事を提唱していますね。

ちょっと前に「好きなことで、生きていく」と言うキャッチコピーでYouTubeのCMが流れていましたが、それの延長的な内容でしょう。

彼ら(インフルエンサー)の言葉に魂を揺さぶられ、

会社に縛られて嫌な仕事をするのはもう沢山!これからは好きなことを仕事にしよう!

と考えている人も多いはずです。

(特に今の会社に不満があればある程、彼らの言葉は心に刺さるでしょう。)

確かに、自分が好きなことを仕事にできれば幸せなことはないでしょう。しかし、本当にそれは可能なのでしょうか?

僕は「好きなことを仕事にして食っていけるわけないだろう。現実を見ろ!」なんてテンプレ的なことは言うつもりはありません。

でも、「好きなことを仕事に」の「好きなこと」とはそもそも何なのか?ここを深く考えないまま起業するとハッキリ言って失敗するんです。

1.好きなことを仕事にするためには?

結論を先に言っちゃいますと、好きなことを仕事にするの「好きなこと」とは、「その好きなことに愛着を持っているか?」これが全てです。

人によっては薄っぺらいと言う印象を持つかしもしれませんが、その好きなことに「愛情」を持っているか?なんです。

簡単な例で言えば「テレビゲーム」です。最近では「eスポーツ」と呼ばれており、子供から大人までゲームが大好きな人は沢山いるでしょう。

ではその大好きなゲームを仕事にできるか?と言う視点で考えるとどうでしょうか?

  • ゲームそのものを開発する仕事としてプログラマー
  • ゲーム実況のユーチューバー
  • そしてプロのeスポーツの選手

大好きなゲームの仕事として、だいたいこのような事が考えられるでしょう。

で、当然ながらこれらを仕事とする為には「努力を継続すること」が必要になってきます。

この「努力の継続」は大好き程度のレベルでは絶対に途中で挫けてしまうんですよね。努力することが苦痛ですから。

なぜなら、「好き」と言う言葉の中には「やらなくてはいけない事への逃避」や「怠けたい、楽したい」と言う概念もあるので、努力が継続しないんですよね。

なので、「単純に好きだから」と言う理由だけでは事業として上手くいかない、事業として成功させる為には「好き」プラス「それに愛情があるか?」が重要なポイントになるんです。

好きなことに愛着、愛情があれば、そもそも努力を苦痛と思えないからです。

それこそ、何日も徹夜できるレベルで好きなことに没頭できるでしょう(本当に何日も徹夜しちゃダメです。死にますから。あくまで気持ちの話しです)。

2.ニーズがあるか?は次の段階で考える

事業として行うのであれば、当然「そもそもニーズがあるのか?」を考える必要があります。

ただ、好きなことを仕事にするのであれば、まずはその好きなことに「愛情を持って接することができるか?」が重要になってきます。

愛情を持って接することができると自信を持って言えるときに、その次に「そもそもニーズがあるのか?」を考え、調査すれば良いと思います。

その結果、ニーズが弱かったりすれば、ニーズに合わせて「好きなこと」を加工する等の工夫を行えば良いだけです。

あなたの仕事を通じてお客さんに価値を提供する必要がありますが、その価値を提供するのはあくまであなた自身です。

あなた自身が愛情を持って接することが出来る仕事ではない限り、他人であるお客さんに価値を与えることは不可能でしょう。

だからこそ、まずは「あなたの好きなこと」を深掘りする必要があるのです。

3.まとめ

  • 好きなことを仕事にする為には、「好きなこと」+「愛情があるか」が必要。
  • 愛情があれば、努力を苦痛と思うことなく継続することが出来る。

まずはあなたが仕事にしたい「好きなこと」は、愛情を持って接することが出来るのか?と言う視点でじっくりと考えてみましょう。

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甲斐 智也

甲斐 智也

AI時代を生き抜く営業力を提供する表現者。元舞台俳優。趣味はキックボクシングとランニング

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甲斐 智也

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AI時代を生き抜く営業力を提供する表現者。元舞台俳優。 (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

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