良くありがちなクライアントとのTwitter(SNS)トラブルとは?

法律知識一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

フリーランスや副業を行っている人にとって、インターネット、特にTwitter等のSNSは無くてはならない存在です。

集客を行う為にSNSを駆使し、依頼された仕事やクライアントの事を紹介する事で、さらに仕事を獲得しやすくする、と言ったサイクルをまわして結果を出している方々がいらっしゃいますので。

実際にTwitterで少し検索してだけでも、「〇〇さんから仕事を依頼されました」系のツイートは良く出てきますね。

このようなやり方は宣伝として非常に効率が良いのですが、一歩間違えてしまうと、クライアントとのトラブルに発展してしまうのをご存じでしょうか?

1.一番大きなトラブル クライアントの情報を勝手にアップ

一番大きなトラブルかつ、一番重大なトラブルが、この「クライアントの情報を勝手にアップする事」です。

確かにインフルエンサーのような影響力のある人と仕事を行った場合、それを公表する事で、次の仕事に繋がる可能性がグンと高くなります。

その為、

「インフルエンサーの〇〇さんからお仕事頂きました!めっちゃ嬉しい!!頑張ります!!!」

なんてTwitterでクライアントの写真と一緒にツイートをしたり、仕事の具体的な内容を公開する事で、爆発的に拡散される可能性がありますので、SNS戦略としては当たり前にやりたいと考える所です。

でも、その気持ちはとっても分かるのですが、これがトラブルの元なんです。

相手はあなたに依頼した仕事について、まだ世間に秘密にしたいのかもしれません。

仕事を依頼した事は喋っても良いけど、その仕事の具体的な内容はまだ秘密にしてほしいのかも知れません。

そもそも、当初の契約の中で、取り引きの内容は絶対に口外しない約束になっているのかも知れません。

このような状況がある中で、あなたが何気に行ったツイートによって、取引相手が損害を被る事だって十分に考えられるのです。

「自分がツイートする事で、取引相手の宣伝にもなるのに、なぜダメなのか?」

と思われるかも知れませんが、その考えは非常に一方的で危険な思考です。

取引相手にも情報を知られたくない権利がありますので、その権利をあなたが侵害して、取引相手が損害を被ったのであれば、当然あなたにその損害を賠償する責任が発生しうるのです。

2.クライアントとのトラブルは、「デジタルタトゥー」になる

また、依頼された仕事の内容を勝手にツイートし、それが元でクライアントとのトラブルに発展した場合、別の問題も発生します。

それは、

「この人に仕事を依頼した場合、勝手に仕事の内容を公開される危険性がある。」

と言うイメージが拡散される事です。

インターネット上の書き込みは一旦拡散されてしまったら完全に削除する事が難しくなります。

そして、あなたと取り引きをしたいと考えている人が、あなたの情報をインターネットで調べた結果、このような『デジタルタトゥー』を見つけてしまえば、どうでしょう?

過去にクライアントと様々なトラブルを起こしたあなたとの取り引きを、誰が行いたいと思いますか?

このように、あなたの何気ない軽率な行動は、将来のクライアント候補者を遠ざけてしまう結果となるのです。

3.Twitter(SNS)トラブルを防ぐには?

Twitterやその他のSNSを仕事で利用する場合に気をつけるべき事は、仕事の内容をツイートしたいのであれば、

「こんな風にTwitterでツイートしたいのですが、よろしいですか?」

と事前にクライアントの許可を得る事と、その許可をきちんと証拠(メール等)として残しておく事です。

また、契約の段階で、「どの程度の情報までなら公開しても良いのか?」と言う点を明らかにして、契約書の条項としておく事です。

結局はこれらの行動の一つ一つが、あなた自身を守る事になります。

あなた以外、誰もあなたを守る人はいません。

面倒だと思うかも知れませんが、当たり前の事を当たり前にやっていきましょう。

4.まとめ

TwitterやSNS誰もが気軽に投稿できる分、仕事の内容は最新の注意を払って投稿すべきです。

  • 基本的には仕事の内容はツイートしない。
  • クライアントの事や仕事の内容をツイートする場合、必ず許可を取る。
  • 事前に契約書の中で、どこまでの情報を公開しても良いのかを明確にする。

以上の事を心掛けましょう。

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熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。

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