Yahoo!知恵袋に報酬トラブル等、法律問題を質問すべきか?

法律知識一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

現在、インターネット上には、ちょっとした分からない事について、簡単に質問が出来る「質問サイト」があり、疑問点をすぐに解決する事が出来て、非常に便利な世の中になっています。

どれだけの質問サイトがあるのか、少し調べただけでも、

Yahoo! 知恵袋、教えて!goo 、教えてサロン 、OKWave(オウケイウェイブ)、発言小町、まぐまぐ!Q&A・・・・等、実に沢山あります。

マーケテイングにおいても消費者心理を理解する上で、非常に有益なこれらの質問サイト。

質問サイトですので、色々な質問がユーザーからなされているのですが、その中に報酬未払い等の法律問題に関連する質問も沢山行われており、それに対する回答も沢山されております。

気軽に質問出来て、質問に対する回答もすぐにもらえるので、ユーザーにとってみれば非常に使い勝手が良い反面、そもそもこのような質問サイトに法律問題を質問すべきか?と言う話しもチラホラと耳にします。

私自身は、結局はユーザーの利益につながりますので、質問サイトに法律問題の事を質問しても良いとは思います。

ただし、それは「色々な問題がある事を十分に理解した上で」と言う条件付きです。

以下、その「色々な問題」のお話をしてきましょう。

1.回答している人は専門家ではない

Yahoo! 知恵袋等で法律の事について回答している人は、ほとんどの場合専門家ではありません。いわゆる、自称「法律に詳しい人」です。

確かに、法律に詳しくない人からしてみれば、法律に詳しい人の意見は信頼に値すると思われるかもしれません。

しかし、自称「法律に詳しい人」の知識は、実務家としての知識ではありません。そもそも間違っていたり、質問者の方の実情に合わない回答である可能性もあります。

その為、それを鵜呑みにして対応しますと、想定外の被害が生じる事もあります。

そして、想定外の損害が発生したとしても、誰も責任を取る事はありません。全ては自己責任となります。

2.回答しても責任がない

仮に、Yahoo! 知恵袋等で専門家が質問に対して回答しても、ほとんどの場合、自分が専門家である事を名乗らずに回答すると思います。

自分が何者なのかを名乗らないと言う事は、その回答に対して責任を持って回答するわけではありません。

その為、専門家であっても、回答が間違えている事が十分有り得るのです。

(実際に、誤った回答を行っているケースが沢山あります)

3.質問が曖昧な為、的確な回答が出来ない

法律問題に関する質問は、どうしてもプライベートな事に触れなくてはいけない事があります。

しかし、質問者としてはインターネット上でプライベートな事を当然書き込むわけにはいきませんので、質問が非常に曖昧になってしまう事があります。

そうしますと、それに対する回答もやはり質問の趣旨とは異なる曖昧なものになり、質問そのものが全く意味がないものになってしまうでしょう。

4.そもそも、契約書を見てみないと正確な回答が出来ない

報酬未払い等、フリーランスが抱えるクライアントとの法的トラブルのほとんどが、契約に関する事です。

契約の内容は業務内容や報酬金額等、多岐に渡っており、この世に同じ物は存在しません。

フリーランスとクライアントが個別具体的に定めている契約内容(契約書、メール等)を見ない限りは、その法的トラブルの正確な解決策を導き出す事は、そもそも不可能なのです。

5.まとめ -法律問題は直接法律家へ-

このように、Yahoo! 知恵袋等の質問サイトを利用する事は良いのですが、本当に質問者の方の問題を解決出来るのかどうか、と言った視点で見てみると、やはり疑問を感じます。

特に法律問題は表面的な知識だけではなく、様々な事情を考慮し総合的に判断する必要がある為、Yahoo! 知恵袋等の質問サイトに質問したとしても、その後に直接弁護士や司法書士といった法律家へ相談した方が良いでしょう。

「餅は餅屋」

結局それが、あなたの問題を解決する一番の近道なのですから。

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熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。

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熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。 (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

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