こんにちは。甲斐です。
私は独立開業を行ってから、様々な営業活動を行いました。
ポスティングや飛び込み営業、ブログやSNS等・・・。
そして、今回のテーマである「異業種交流会」にも積極的に参加しました。
ところで、異業種交流会についてはインターネット上で様々な情報が出回っており、
「異業種交流会に参加しても、仕事は受注できない。」
と言う意見もあります。
果たして、これは本当なのでしょうか?
実は、異業種交流会はただ参加するだけではダメで、良い意味でキチンと使いこなす事で、初めて仕事に繋がるのです。
今回は、私の経験上のお話しでもある、フリーランスの為の異業種交流会の活用方法をお話しします。
1.異業種交流会の種類
一口に「異業種交流会」と言っても様々な種類があります。
まずは異業種交流会をカテゴリー毎に分けて、その特徴をお話しします。
① 通常の異業種交流会
沢山の参加者と知り合う事、名刺交換を軸とした異業種交流会です。
名刺交換のみで終わるパターン、名刺交換+プチセミナーが開催されるパターン、名刺交換+懇親会(飲み会)が行われるパターンと色々ありますが、お勧めは懇親会があるパターンです。
名刺交換だけですと、相手がどのような事業を行っているのかを深く知る事が中々難しいですし、自分自身の事業を十分に伝える事も難しいでしょう。
その点、懇親会形式でお酒を飲みながらざっくばらんと話す事が出来れば、お互いの距離も近くなりますし、ビジネスに繋がる可能性も高くなるでしょう。
開催頻度としては、月1回等のペースで行われている会が多いです。
② BNI系
いわゆる、小さなコミュニティの中の仲間内で仕事を紹介しあう形式の異業種交流会です。
代表的な交流会がBNIと言う異業種交流会で、「チャプター」と呼ばれるグループを作り、各分野の事業者らが定期的にミーティングを行っています。
チャプターは1業種1社と言う原則があり、さらに仕事を紹介し合うノルマもありますので、通常の異業種交流会よりも仕事が来る可能性が高くなっています。
その反面、定期的に行われるミーティングは参加義務があり(週1回、朝早い時間帯に行われている事が多いです)、高額な年会費(約10万円ぐらい)やミーティング参加時の会費(数千円)が発生します。
なお、BNIのように仕事を紹介する事を目的としながらも、ミーティングの頻度も少なく(月1回程)、仕事の紹介ノルマもない異業種交流会もあります(守成クラブ等)。
2.異業種交流会の活用方法
① 主催団体を必ず確認する
異業種交流会は必ず主催する団体がありますので、まずはその主催団体を異業種交流会のWebサイト等で確認するようにしましょう。
主催が良く分からない異業種交流会、あまり良い噂がない主催の異業種交流会に参加してもほぼ成果には繋がりません。
「手当たり次第」と言う考え方はやめて、しっかりと成果に繋がる異業種交流会に参加しましょう。
② 自己紹介で全てが決まる
きちんと歴史・実績がある異業種交流会に参加しても、それだけでは仕事は紹介されません。
あなたが何者か、つまり「どのような仕事をしていて」「どのような人に」「どのような価値を提供できるのか?」を短く分かりやすく説明出来る必要があります。
私は様々な異業種交流会に参加しましたが、この「自分が何者か?」を分かりやすく語る事が出来る人を見た事はほとんどありません。
自分の会社名を連呼したり、「あれもやります」「これもやります」と沢山列挙され、「で、結局何が出来るの?」と言う印象を受ける事が多いのです。
これでは絶対に仕事なんてきません。
だからこそ、どんな仕事をしていて、どんな人に、どんな価値を与える事が出来るのかを短い言葉で分かりやすく伝える事が必要になってきます。
まずは時間にして30秒、「レーザートーク」を身に付けましょう。
以下、私が昔、異業種交流会で使っていたレーザートークです。
私は〇〇市で司法書士をしています、甲斐智也と申します。
メインの業務は相続対策です。
相続対策と言っても法律の話だけを考えるのではなく、老後の資金や家族間の感情等、多角的な視点に立った、もめない相続をご提案しています。
相続対策を行いたいがどのような事をすれば良いか分からない方、そもそも相続対策が本当に必要なのか分からない方のお力になれます。
相続の事でお困り・お悩みの方がいらっしゃいましたら、お声をかけて下さい。
よろしくお願い致します。
いかがでしょうか?
自分が行っている仕事、競合他社が行っている相続対策とは違う点、「もめない相続」と言うキーワードを入れる事で、ペルソナ(想定顧客)に刺さる自己紹介としています。
このようなレーザートークを考える事が、「その他大勢の参加者」から脱却するポイントになります。
③ おまけ 名刺には顔写真を入れよう
話がそれますが、名刺には必ず顔写真を載せましょう。
異業種交流会では少なくても10数名、多いと50名以上の方と名刺交換を行います。
その為、顔写真を載せていないと、翌日他の参加者があなたの名刺を見ても「この人どんな人だっけ・・・?」と思われますので、記憶してもらう為にも必ず顔写真を載せるようにしましょう。
(SNS等があるから顔写真なんていらない!と言う意見もありますが、わざわざSNSを確認する手間を省いてあげるのも、相手に対する配慮です。)
3.まとめ 実は何よりも大切なのは「利他の精神」
- 異業種交流会の主催者を調べる。
- レーザートークをしっかりと考える
- 名刺には顔写真を入れる。
この3点が異業種交流会で結果を出す為のポイントになります。
そして何よりも重要なのが、「利他の精神」です。
まずは自分の事よりも、いかに他人の利益を追求する事が出来るか?この利他の精神がある事で、自分と言う人間を信頼・信用してもらえ、その結果仕事に繋がるのです。
その為には、「これだ!」と思った異業種交流会には通い続ける事。1~2回参加した程度では仕事なんてきません。
まずは「利他の精神」で、他の参加者と交流するようにしましょう。