「凄い人がいるから会ってみない?」の「凄い」はだいたい錯覚資産

ビジネスマインド・ビジネス一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

起業をした場合、他の起業家や会社経営者と出会う機会があるのですが、中には「人と人を繋げる事に燃えている人」が存在します。

「どのような方と繋がりたいですか?」と異業種交流会等で言ってくる人です。

ほとんどの場合は単なるお節介だったり、BNI等でリファーラルと言うノルマを達成する為に仕方がなくやっていたり、まぁあまり実害はありません。

しかし、中にはあなたの事を騙そうとして、近づいて来る人もいるのです。

実は凄い人がいるんだけど、会わない?

起業したばかりだった「え?そんなに凄い人がいるの?是非会って起業の事を勉強したい!」と思うかも知れませんが「凄い人」と言うキーワードが出てきたら要注意です。

なぜならそれは「錯覚資産」だからです。

1.錯覚資産とは?

錯覚資産とは例えば、実務能力は全くないのに実力があると「勘違いさせる力」の事です。

あなたの周りにもいませんか?実際の能力は全くないのも関わらずなぜか評価が高い人間が。その人は実は錯覚資産を上手くつかっている可能性がありますね。

錯覚資産は元々、この方の本で有名になりました。

心理学の「ハロー効果」と同じですね。

学校のテストでは必ず正解があり、その回答方法を学べば良い点数と言う結果を出す事ができます。

しかし、社会に出てからの問題には「この通りにすれば大丈夫」と言う攻略法はありません。

つまり、結果が出るかどうかの要素の大半は「運」になってくるのですが、そこに錯覚資産を持ってくると簡単に結果を出す事が出来ると言う訳です。

その為、この錯覚資産を利用して誰かを利用しようとする人がウジャウジャと現れるわけです。

実際に僕も様々な場面で「凄い人に会わせてあげる」と言われるのですが、その経験上からどのような錯覚資産が使われているのかを見てみましょう。

2.錯覚資産の具定例

① 起業してたった〇ヶ月で月収100万円達成!

これは非常に良くありますね。

◯◯さんと言うまだ20代で若いけど、起業してたった◯ヶ月で月収100万円を達成した凄い人がいるんです

って感じで。

で、僕は実際にこの「凄い人」に会ったときに、必ずこう質問するんです。

それは凄いですね!ところで、具体的にどのような事業でどのような方法で100万円を達成したのですか?』

過去、この質問に回答してくれた方はいませんでした・・・。数字は分かりやすいですが、簡単にウソもつけますよね。

② 国家資格のようだけど、実は民間資格

あたかも公的な機関が認定した国家資格のような、でも実際は民間資格って結構存在します。例えば相続関係であれば、相続◯◯士とか、相続◯◯カウンセラーとか。

特に最後に「士」なんて付けちゃうと、本当に国家資格と勘違いしてしまう人がいますから、司法書士としては結構迷惑しているんですよね・・・

③ SNSのフォロワー数

これは定番ですね。フォローしている人数よりもフォロワー数が圧倒的に多い、インフルエンサー的な人ですね。

ただ、フォロワーは買う事が出来ますし、買わなくても最初にひたすらフォローしまくれば、その中の一定数はフォロワー返ししてくれますし、そうなったら少し期間をあけてフォロワーを解除すれば、簡単に「フォロー数<フォロワー数」の出来上がりなので、あまり参考になりません。

実際このような人はSNSで投稿したとしても、フォロワーから全く反応がありませんね。

④ 何だか良く分からない賞

やたらめったら「◯◯賞」とか受賞している人ですね。

有名な賞でかつ受賞するのに非常に大変な場合は素直に「凄い!」と思えるのですが、どこの馬の骨か良く分からない団体の賞なんて、あまり価値はないでしょう。

3.まとめ

もう一度言いますが、起業すると高確率で「凄い人がいるので会わせたい」と言われ、その自称「凄い人」は、バリバリ錯覚資産を身にまとって、スキあらばあなたを搾取しようとします。

そのような人に騙されない為のポイントは「疑う事」です。

  • その売上、本当?
  • その資格、本当に価値あるの?
  • 受賞したその賞、一体何の賞?受賞する要件は?

素直なのは良いのですが、それと思考を放棄するのは別問題です。起業すればあなたを守ってくれるのはあなた自信です。

甘い誘惑には絶対に手を出さないようにしましょう。

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熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。

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