士業の顧問契約は売上を作らないコストなのか?

ビジネスマインド・ビジネス一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

またまたTwitterネタになってしまいますが、ちょっと前にこんな事が話題になっていましたのでご紹介します。

・なぜ士業への報酬はケチるのに、意味分からないコンサルタントには高い報酬を支払う会社があるのか?
→お客さんから見れば、コンサルは売上UP等のプラスを作る仕事なので投資扱い、士業はマイナスからゼロに持って行くので費用(コスト)扱い。
だからコンサル料が顧問料より1桁違っても、投資の意味で支払うのでは?

このツイート見て「なるほど!」と思ったんですがその一方で、「士業の顧問料は本当に売上を作らないコストなのか?」と疑問に思ったんですね。

コストであるならば、削減の対象になりますし、どう考えれば良いのか?

また、士業の顧問契約は売上を作る「投資」となりえるのか?

その辺りのことを今回は考えてみたいと思います。

1.士業の顧問はあなたの会社の「評判」を上げるためにある

まぁ、単純に考えれば士業の顧問料はコスト以外の何物でもなく、売上を直接的に上げてくれるものではありません。

なので、安ければ安いにこした事は無いでしょう。最近では弁護士の法務顧問料でも1万円といった廉価なサービスもありますので。

ただ、本当に単なるコストであり、将来に向かった投資的な意味合いは全くないのかと言えば、決してそのような事はないんですね。

例えば、顧問弁護士がついてコンプライアンスを真面目に考え、徹底している会社とそうではない会社があった場合、あなたはどちらの企業と取引したいですか?

当然ながら、コンプライアンスを徹底している「ちゃんとした」会社だと思います。

誰だって実体が良く分からない怪しい会社とは取り引きしたくありませんから。

このように、顧問料を支払って士業と連携している企業はそれだけで「ちゃんとしている」と言う評判を得ることが出来るのです。

2.属人的な仕事ほど「信用」が大切

もうちょっと具体例を出してみましょう。

例えば、2人の投資用不動産の営業マンがいて、一人は、利回りがどうとか、将来的に儲かるとか空き室のリスクはこう解決するとか、良く有る一般的なセールストークのみを行う。

もう一方の営業マンは、上記の内容プラス、

「当社は過去の業界内の様々な問題点を反省し、顧問弁護士をつけてコンプライアンスの徹底を掲げています。例えば、月に●回の研修を通じて、営業マンの営業手法等に問題が無いか、徹底的にチェックを行っています」

と言った説明があれば、どちらの会社と契約を行いたいか?と言う話しですね。

このように、顧問契約を「主体的」に活用することで、お客さんから信用される事になり、その結果売上に繋がる事もあるでしょう。

3.コストはそもそも「悪」ではない

この辺りも良く勘違いをしている人がいるのでお話したいと思います。

「コストはとにかく『悪』であり、徹底的に削減しなくては駄目!」と言う考え方の人がいます。

この考えが行き過ぎてビジネスの枠を飛び越えてしまい、

・「大学に通うのはコスト」
・「結婚はコスト」
・「車はコスト」
・「マイホームを購入するのはコスト」

等々、「コスト」「コスト」と、何でもかんでも削減すべき対象として見てしまう人がいるのですが、そもそもコスト=「悪」ではありません。

確かに、目的意識がない不要なコストは削減すべきですが、本来かけるべきコストは絶対にかけるべきですし、そのコストをケチってしまった結果、社会的な問題・不祥事を起こした企業は過去沢山あります(そして結局不要なコストが発生したり・・・)。

なので「コスト=悪」と単純に決めつける事なく、

・「このコストはどんな意味があるのか?」
・「本当に削減しても良いのか?削減する事で問題になる事は何か無いのか?」

と一歩踏む込んで考える事が必要になってくるでしょう。

4.まとめ

この「信用」と言うの、はコンサルのような「属人的」でかつスモールビジネス的な仕事をしている人ほど、重要になってきます。

商品やサービスがどんなに良くても「怪しい人」「胡散臭い人」から買いたいとは誰も思いませんからね。

士業の顧問をただのコストと考えるか、売上を作ってくれる投資として主体的に活用するか否か。

「コスト」と思っていても、実は考え方一つで「投資」にもなり得ますし、それによって売上も大きく変わってくるのです。

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熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。

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