今ままでのマーケティングの手法だけではもう通用しない理由

マーケティング・営業

こんにちは。甲斐です。

バブル経済が崩壊し、失われた◯十年とか呼ばれるようになり、昔のように商品・サビースが「作れば売れる」時代ではなくなりました。

その為、各企業が戦略的に販売活動を行う「マーケティング」に注力するようになったのですが、時代の流れはそんな企業をあざ笑うかの様にものすごいスピードで加速し、先行きが不透明で将来の予測が困難な「VUCA(ブーカ)の時代に突入しています。

おそらくマーケティング担当者が一番VUCAを実感していると思います。「過去の前例が通用しない」「今までのマーケティング手法では物が売れなくなってきている」と。

その根本的な理由は何なのか?今回は今後のマーケティングについて考えるお話をしたいと思います。

1.なぜ、今までのマーケティング手法が通用しないのか?

簡単に言ってしまえば、昔と比べて人一人ひとりの価値観が個性的で多種多様になり、複雑になったからです。

2000年頃は理想的な、ある程度決まったライフスタイルがあり、基本的にその型にはまる事が成功であり幸せの秘訣でした。

ただし、その後のITバブルの崩壊、東日本大震災やコロナ禍を経て「仕事」に対する考え方が大きく変わりました。リモートワークや副業や複業と言った概念も出てきましたし。

また、多くのSNSがリリースされ人と人が容易に繋がる事ができるようになった結果、これまで

  • 30代のサラリーマンであればこう
  • 主婦であればこう
  • 学生であえばこう

と言ったある程度同じような価値観であったのが、より個性が重要視されるようになったのです。

一方、多くの企業のマーケティング部はSTPや3Cと言った従来の「分析」が主になっています。

確かに、市場や自社の強み、競合他社を分析したり消費者をセグメントするのは非常に重要なのですが、それはある意味「人はある程度同じ価値観で、同じ行動をする」といった前提に立ったモノです。

その為、様々な要因により人のライフスタイルが多種多様、よりその人らしい個性が重要になった現代社会では、この「人はある程度同じ」前提に立った分析によるマーケティング手法が通用しないのはある意味当然なのです。

2.マーケティングの「考え方」は今後も通用する

それではマーケティングがもう必要がないのか?と言うと、それは明らかに「No」と言えます。

確かに、「分析」による今までのマーケティング手法は通用しにくくなったかも知れませんが、その本質・考え方はまだまだ通用します。

ではマーケティングの本質とは何なのか?

マーケターや企業によって本質と思う事は様々だと思うのですが、僕は公益社団法人日本マーケティング協会がマーケティングの定義として謳っている「相互理解」だと思います。

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。

日本マーケティング協会の概要

相互理解、つまり、

・自社の事を知り
・顧客の事を知り
・自社の事を顧客に知ってもらう

と言う活動を通じ、顧客に新しい価値を提供する事です。

マーケティングと言うと、市場分析や広告・販促活動だ!と考える人がいるのですが、これらはあくまでマーケティングに含まれる要素の一つですが、本質的な部分ではありません。本質はあくまで「相互理解を通じて顧客に新しい価値を提供する事」です。

この本質はおそらくどのような未来になったとしても通用する概念となるはずです。だからこそ、これからもマーケティングは重要ですし、勉強する必要があるのです。

3.まとめ

少子化等、日本は様々な問題を抱えていますが、日本政府はその問題に対して未だ効果的な対策を考え・実行出来ていません。

その為、今後ますます混乱する未来が簡単に想像できますし、我々ビジネスパーソンはその混乱に備える必要があり、その対策の一つが「本質を捉えたマーケティング」なのです。

前例が通用しない、正解がない世界を生き抜くために、まずは本質を見抜く力を養いましょう。

【お気軽にお問い合わせ下さい】
起業やパーソナルブランディングに関する提供中サービスはこちら。

甲斐 智也

甲斐 智也

演劇を活用したパーソナルブランディングのコンサルタント。元舞台俳優。趣味はキックボクシングとランニング

関連記事

特集記事

甲斐 智也

甲斐 智也

演劇を活用したパーソナルブランディングのコンサルタント。元舞台俳優。 (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

「表現力」で営業力アップ

パーソナル・ブランディング

人気の記事

  1. 1

    一人会社の場合はどうなる?取締役と会社の「利益相反取引」とは?

  2. 2

    水を1万円で売る?商品・サービスの価値の作り方とは?

  3. 3

    違法じゃなければOKでしょ?が通用しない理由

  4. 4

    昔の抵当権(休眠担保権)を裁判手続きを利用して抹消する方法

  5. 5

    トラブル防止!コンサルティング契約書の作成のポイント・ひな形

最近の記事

  1. 演劇のセリフを喋るレッスンはビジネスの営業面でも活用できる

  2. AI時代を生き抜く営業力は「コミュニケーション力」と「共感力」です

  3. 演劇・演技レッスンがビジネスで注目されている理由とは?

  4. 異業種交流会で仕事を取るマル秘テクニック、教えます。

  5. 自分の会社に素人の投資家から投資をしてもらう時の注意点とは?

TOP