お金がない人は起業しちゃダメです

ビジネスマインド・ビジネス一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

会社を作る上での最低資本金の制度が撤廃された事、TwitterやFacebook等の様々なSNSのサービスがリリースされた事、また各企業で副業が解禁されるスピードが早くなり、一昔前に比べて現代は起業のハードルが非常に低くなりました。

それはそれで大変良いのですが、一方でマイナスな面も出てきています。

その内の一つが「本来は起業すべきではないマインドの人が起業してしまっている」と言う現実です。

特にお金に関する価値観が起業向きではない人、端的に言えば「お金がない人」が起業してしまい、結果として様々なトラブルを引き起こしています。

確かにお金がない=お金を稼ぎたいから起業する、と言う理屈は全然問題ないのですが、本来起業はある程度計画立てて行うものです。

それなのに全くお金がないって事は、行き当たりばったりでビジネスを行うって意味と同じなんです。

そんなの、成功するわけないですよね?

今回は、お金がない人が起業してはいけない理由についてお話したいと思います。

お金がなくても起業できる!」なんて耳ざわりの良い、上辺だけの話しをまともに信用しないようにしましょうね。

1.「会社設立代行0円」の間違ったメッセージ

このブログでも何度か取り上げている「会社設立代行0円」業者。主に税理士事務所が行っているのですが、手続き代行費用だけではなく、会社設立に必要な実費(定款認証費用や登録免許税等)も税理士事務所が負担している場合があります。

税理士との顧問契約が必要ですが、会社設立が本当に「0円」で出来てしまう場合があるので、このサービスを利用した人は少なくないはずです。

注意:とは言え、会社設立に司法書士が全く関与していなければ違法行為です。

「会社設立代行0円」はキャッチコピーとして非常に優秀で、起業予定の人は簡単に飛びついちゃうのかも知れませんが、これ、間違ったメッセージに解釈されかねないんですね

まさに起業するのにお金なんて必要ないですよ、と。

この会社設立代行0円はフロントエンドに過ぎず、本来は会社設立ができない税理士が顧問契約を取る事で後から費用を回収するビジネスモデルになっているだけです。

お金が必要ない、と言う訳ではないんですね。

そこを見抜けないで「会社設立が0円でできるなんてお得!」と言うマインドで起業すれば、ハイエナのような人間から後々騙されるのは間違いないでしょう。

2.借金すればOK?

「事業の為の借金は悪ではない」

良く聞く言葉ですね。確かに、借金したお金を元手に事業を行えば何倍にもなって帰ってきますし、ビジネスチャンスを逃さない為には、積極的に借金を活用すべきでしょう。

だから起業時にお金は必要ない。

・・・と言うマインドでは、やはり起業で失敗する事があります。

まず、起業時の融資制度として有名なのが日本政策金融公庫ですが、自己資金が必要になります。その為、お金が全くなければそもそも融資を受ける事ができません。

また、自称成功者がこぞって使う「ビジネスチャンス」と言う言葉ですが、それは本当にビジネスチャンスなのでしょうか?

「ビジネスチャンス」「やらない理由はない」と言う言葉は、誰かがあなたを都合よく使おうとするときの常套句です。言葉の響きだけに騙されず、本質を理解しようとしないマインドでは、やはり起業で成功する事はないでしょう。

権利収入系の商材で「叶姉妹は祖父からNTTドコモの権利収入を相続して、毎月6000万円程度の収入がある」なんて事例を持ち出される事がありますが、実はこの件、ご本人がブログの中でしっかりと否定されています。なので、都合の良い話しをそのまま信じるのは危険なんです。

3.クラウドファンディングでお金を集めれば良いでしょ?

お金を集める手段として、クラウドファンディングで集めると言う方法もあります。

最近流行りの手法ですよね。

なので「アイディアさえあればお金なんて無くても起業できる!」と言っているビジネス系インフルエンサーもいますが、これも要注意ですね。

そもそも、そのアイディアでお金が本当に集まってきますか?

確かにやってみなくては分からないと思いますが、最初から他人のお金を当てにする人のアイディアって、面白みがないんですよね。

「え、そんなんで何十万も集まると思っているの?」と言う感想を持ってしまいます。

クラウドファンディングもライバルが沢山いますので、その中で「これは応援したい!」と心から思えるものがなければ、中々結果はでないと思います。

ただし、クラウドファンディングは失うモノがありませんから、チャレンジするのは全然アリだと思います。

4.お金がない人の致命的なマインドは「必要なお金を使わない事」

結局言いたいのはこれです。

お金がないのに起業する人の致命的な欠点は、必要なお金を使わない事なんですよね。

起業コンサルをしている人であれば分かると思うのですが、途中までコンサルを行ったにも関わらず、良く分からない理由で契約を解除された。で、それまでのコンサル料を相手が支払ってくれない。

お金がない人は基本的に自分中心のマインドの為、お金がない事によって誰かに迷惑をかける事が多々あります。

そりゃ生きていれば何かしらの理由で他人に迷惑をかける事があるでしょう。ただ、お金の事で他人に迷惑をかけるのは止めましょう。相手にも生活や人生があるのだから。

5.まとめ

以上、仕事で様々な起業家を見てきた感想でした。

誰でも簡単に起業ができる時代になりましたが、起業そのものの難易度は昔よりはるかに高くなっています。

昔は再現性がある「正解」がありましたが、現代社会は過去の成功事例が全く通用しない複雑系のワケ分からない時代になっているのがその理由です。

なので、起業したいのであれば「お金に関する価値観」だけはしっかりと起業家用にマインドセットするようにしましょう。

その上でお金がないので、「お金がかからないスモールビジネス」を行うのであれば全然アリだと思います。

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