間違った情報を信じることは、物事の「価値」を見誤ると言うこと

ビジネスマインド・ビジネス一般

こんにちは。甲斐です。

世の中にはフェイクニュースを含め、「間違った情報」が氾濫していますよね。

士業が取り扱うような法的な知識に関する事も、どこの誰だか分からない人が書いた真偽不明な情報が出回っていたり。

または「一部の切り取った情報」のみを自分の都合の良いように解釈したり。

こんな感じで情報量が多くなれば、真偽不明な情報も多くなるのはある意味当然なのですが、その真偽不明な情報を何も疑問を持たずに信用してしまった結果どうなるか?

と言うのが今回のお話です。

結論を先に言ってしまえば、「本来価値があるモノなのに、その価値を『無い』として誤って判断してしまう。そしてその事によって、結局自分が損害を被ってしまう。」危険性があるんですね。

1.情報には必ず価値がある

どのような情報にも必ず「価値」が存在します。(偽情報であれば価値はありませんが・・・。)

「どんな情報」なので、例えば誰でも見ることが出来るインターネット上で書いている専門的な情報でも価値があるんです。例え無料で閲覧できる情報であっても

まず、この部分を勘違いしている人が多くて。つまり、「無料の情報なんだから、価値もゼロでしょ?」と言う考え方ですね。

で、これがもっとひどくなると「情報なんて簡単に手に入るのだから価値はない。だからタダでよこせ。ケチケチするな」と勘違いした態度で接してくる人がいるんです。

まぁ、このような人には近づかない事が正解なのですが、タチが悪いのは、上記の「情報なんて価値がない」と言う事を無責任に周りに言いふらす事です。

これを信じた人が「無料相談は当たり前。情報は価値がないんだからタダでくれ」と言う勘違いをおこしてしまうんです。

2.間違った情報を信じ、価値を見誤ると・・・。

分かりやすい事例が、巷に良くいる税理士ではない「自称」節税コンサルタントです。

「税理士は絶対に節税の事を教えてくれない」

と、税理士を仮想敵にし、「自分は税理士が知らない節税の事を知っている」と、個人事業主や会社経営者に近づいて来る節税コンサルタント。

確かに、会社経営者等であればお金の悩みは常にあり、支払う税金が安くなる節税の話しは聞きたいもの。しかし、顧問税理士は節税したいと言う悩みには答えてくれない。

そのような困ったときに近づいてくれば、どんな話しでも信じてしまう・・・。

しかし、ご承知の通り、「自称」節税コンサルタントが語る話しは節税ではなく「脱税」です。

それは信じてしまえば想像以上の損害が出る事になるでしょう。

これこそ税理士と言う専門職の価値、正しく税務申告を行う価値、正しく納税する価値を見誤った結果と言えるでしょう。

3.物事の「価値」を正しく把握するには?

では間違った情報に振り回されず、正しく物事の価値を把握するにはどうすれば良いか?

その答えは、ブログでも何回かお話していますが「正しく疑問に持つこと」です。

例えば上記の節税(脱税)コンサルタントのような場合、「本当に専門家なのか?専門家たる根拠はなんなのか?」

と問い、その根拠がハッキリしないのであれば100%信用する事をしない。そうすれば真偽不明な情報に振り回される事なく、物事の価値を見誤ることは無いでしょう。

また、「シンプルに考える事」も時と場合によっては考えものです。

ビジネスパーソンの中ではシンプルに考える事が推奨されているケースがありますが、基本的に今の世の中は様々な要素が絡み合った複雑系です。

シンプルに考えるのは全然良いのですが、それには限界がある事は理解しておいた方が良いでしょう。

4.まとめ

間違った情報を信じ、価値を見誤ると言う事は、正しい情報発信をしている人に対するリスペクトを欠くと言う事であり、それは回りまわってあなたが不幸になると言う事です。

あなたが誰からもリスペクトされない事に繋がると言う事ですから。

なお、間違った情報と言うのは非常に耳障りが良いと言うと言う特徴があります。

普段はそんな耳障りの良い言葉を鵜呑みにしなくても、少し精神的に不安定になっている場合、人は簡単に信じてしまう生き物なんです。

この「自分の弱さ」について、自分自身がどのように接していくのか?が一つのポイントになるかも知れません。

良く有る言葉で言えば「マインドセット」。つまり、自分の性格を強制的に変える事も必要になってくるかも知れません。

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甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル。趣味はキックボクシングとランニング

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甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

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