こんにちは。司法書士の甲斐です。
さて、今年もいよいよあと僅かとなりましたが、2021年最後のブログは「マインドセットの重要性」に関する事をお話したいと思います。
今年のビジネス上の目標を達成できた人、残念ながら達成できなかった人、それぞれいらっしゃると思います。
どのような結果であれ終わってしまった事について後悔しても仕方がないのですが、もし目標を達成する事が出来なかったら、振り返りや反省は当然に行うべきですよね。
で、目標を達成出来なかった原因を分析・考えていくと思うんですが、その中で「マインドセットを『強制的』に変えた方が良いのでは?」と言う視点も取り上げてみて下さい。
「マインドセット?何かスピリチュアル的で胡散臭いなぁ」
と思われるかも知れませんが、マインドセットを「強制的」に変える事は問題を根本的に解決する事に繋がり、目標を手っ取り早く達成できる可能性があるんです。
目次
1.マインドセットを変えるとは、自分の性格を強制的に変えること
そもそもマインドセットって何なのか?自己啓発系界隈で良く出てくる言葉ですが、辞書的な意味としては
「今までの人生における経験や教育、思い込みによって作られる思考パターンであり、物事の見方」
を指す言葉です。
思い込みや価値観、信念など、人が無意識に抱えている思考のクセと言っても良いでしょう。
例えば雨が降った場合、憂鬱になる人やその逆に楽しくなる人がいると思います。
「雨が降っている」と言った事実(外界からの刺激)は一緒ですが、その解釈の仕方は人それぞれなのは、マインドセットが人それぞれ違うからです。
なお、このような外界からの刺激に対してどのように反応するか?と言った心の動きを、心理学的には「認知」と言います。
マインドセットはこのように定義されているのですが、意味を知れば難しくなく、マインドセットとはズバリ「自分の性格そのもの」なんですね。
で、話しを冒頭のビジネス上の目標に戻しますが、目標が達成できなかった理由、様々あると思うんです。行動量が足りなかったとか、単価を上げる施策が上手くいかなかったとか。
じゃあその根本的な原因は何か?と言うと「自分の性格が原因」に行きつく事もあるんです。
行動量の重要性は分かっていたけど、ついサボってしまったとか、お客さんからの値引き要請に強気に反論できず従ってしまったとか。
だからこそ、目標を達成する為にはマインドセットを変える=自分の性格を強制的に変える必要があるよね、と言う結論になるのです。
2.マインドセットを具体的に変える方法
マインドセットを具体的に変える方法は様々なWebサイトや書籍で紹介されていますが、「マインドセット」と言う事もあり抽象的でマインド論が中心になっています。
今回のお話は最短で結果を出す為の強制的なマインドセットの話しなので、その具体的は方法についても手っ取り早い方法をご紹介します。
経営コンサルタントで有名な大前研一氏がその著書の中で語っている環境を変える方法です。
① 時間配分を変える
1日は24時間しかありません。その為、目標を達成する為の効率的な時間を考える場合、今までの自分の時間の使い方を具体的に振り返る必要があります。
1日のスケジュールを振り返り、目標を達成する為に繋がったか否か?を細かくチェックするのです。
なお、それでも効率的な時間の使い方ができない、時間が足りないと言う状況であれば、朝早く起きて朝の時間を有効的に活用する、と言う方法も考えられるでしょう。
ただ、こう言う話しをすると「朝早く起きるのは大変!」と言う意見が必ず出てきます。
ここが実はマインドセットのキモで、「朝早く起きれない自分の性格を強制的に変える」事で、時間配分を変える事に繋がり、結果として目標達成ができるのです。
なお、強制的に変えるので、「強制的に変える事ができる仕組み」が必要になってきます。人間は楽してサボりたい生き物ですから。
その仕組み、例えば後でご紹介する朝会に出席するとかですね。
② 付き合う人を変える
人は付き合う人によって価値観が構成されます。愚痴ばかり言う人の中にいれば愚痴ばかり言うし、自分との約束を大切にする人達の中にいれば、自分との約束事にも厳しくなるでしょう。
なので「ありたい自分の姿」を明確して、そのありたい姿に近い人達と付き合うようにするのが、マインドセットを手っ取り早く強制的に変える方法の一つです。
なお、この「ありたい姿」の人が朝会等を行っていれば、そこに強制的に参加する事で、上記の「時間配分を変える」事も強制的に繋がる事になりますので一石二鳥ですね。
③ 住む場所を変える
何だかんだと言って、住む場所も人が人生の中で多くの時間を過ごす事になり、同じ環境にいる事で脳に対する刺激が少なくなり、インスピレーションが湧いてこなくなる事があります。
これはテレワークでも、会社と自宅の行き帰りでも同じことで、住む場所を変えるだけで視点が変わる事もあるんですね。
その為、例えば「2年毎に住む場所を変える」と言う計画を立てるのも非常に有益でしょう。
3.まとめ -結局は習慣を強制的に変えることに勝るものはない-
マインドセットを変える為の具体的な方法は「時間配分を変える」「付き合う人を変える」「住む場所を変える」ですが、結局は「習慣にして行動する」しかないんです。
でも、人は楽してサボりたい生き物です。中途半端な習慣化は結局三日坊主になる危険性もあります。
だからこそ「強制的」に習慣化する必要があるんですね。
もしあなたが目標達成の為に本当に変わりたいのであれば、厳しい環境にその身を置いて、強制的な仕組みを作って習慣化する事をお勧めします。
最悪なのが「決意を新たにする事」です。決意を新たにしても何も変わりませんから。