フリーランスとして独立する時に必要な集客の考え方(初心者向け)

マーケティング・営業

こんにちは。甲斐です。

「会社に依存する事なく、自分自身の力で稼げるようになりたい!」

と思いフリーランスとして独立した時にほぼ100%の人が悩む事、何だか分かりますか?

それはズバリ「集客」の事です。

私は仕事柄、フリーランス・個人事業主の方と良くお話をしますが、皆さん、独立当初は集客の事で本当に悩まれています。

  • どんなに頑張っても成果がでない。
  • 安い仕事ばっかりで正直つらい。

独立を考えた時、夢や希望が膨らみますので、どうしても集客に関する考えが甘くなってしまいます。

しかし、「独立の前に集客の事を考えよう!」と思っても、「集客」の概念は幅広くどこから手を付ければ良いのか分からない、と言う事もあると思います。

そこで今回は、フリーランスとして独立を考えている人向けに、集客の基本的な考え方をお話したいと思います。

あくまで考え方でありテクニック論ではありませんので、その点はご了承下さい。

1.第一優先で「マーケティングのセンス」を身に付けましょう

まずはマーケティングを勉強し、マーケティングのセンスを身に付けましょう。

これは他の事を後回しにしてでも、最優先で取り組むべき事です。

マーケティングとは、一般的な定義として

市場調査、商品開発から販売、アフターサービスまでの一連の活動、流れ。

ですが、特に重要なのが「ニーズがある商品を作る事」です。

ニーズがある商品を作る為には消費者(顧客)理解が必要ですし、その為には自分自身が消費者(顧客)に対してどのような商品・サービスを提供できるのかを十分に理解する必要があります。

そこから、強みとか差別化とかポジショニングとか、集客に関する様々なテクニックや考え方に繋がりますが、全ては、

  • 自分が消費者(顧客)の為に何が出来るのかを知る。
  • 消費者(顧客)が何を求めているのかを知る。

この相互理解がスタートになります。

この相互理解を徹底的に行い、マーケティングのセンスを身に付ける事で、中身が充実した、あなただけのオリジナルコンテンツを作る事ができるのです。

2.理想は顧客を作ってからの独立

「起業家たる者、リスクは積極的にとるべし!積極的なリスクを取った先にリターンがある!!」

と言った趣旨の言葉があるように、起業したらリスクを取らなければいけない場面が、沢山出てきます。

その為、

リスクを取る事=起業家として当たり前。カッコいい!!

なんて考えになりがちですが、必要のないリスクは避けた方が良いに決まっています。

「独立する事」そのものがリスクなので、それを回避するには、

もしあなたが独立したら、ぜひ仕事をお願いしたい。

と言ってくれる人脈を沢山作って独立する事をお勧めします。

集客が出来なければ精神的なダメージがデカくなりますので、そのリスクを徹底的に回避する為に入念な準備を行うべきです。

3.安売りの要求は断固拒否で

独立すると必ず出てくるのが「安売りを要求してくる人」です。

「次も仕事を振るから、今回は安くしてよ~」と言ってくる人ですね。

独立当初は

損して得を取れだ。次も仕事をくれると言っているし、まぁいいか

と考えがちになりますが、私の経験上、ハッキリ言わせて頂きます。

値下げを要求してくる人は、次の仕事を絶対にくれません。

万が一仕事を振ってきたとしても、非常に面倒で割に合わない仕事でしょう。

それに、値下げを要求された場合「自分の価値ってそんなものか」と精神的に激烈に落ち込むんです。

そのような精神状態で、本当に助けるべきクライアントを助ける事は出来ません。

苦しくても、値下げを要求をしてくる人は排除しましょう。

ただし、絶対に値下げをしてはいけない、と言う訳ではありません。あくまで値下げは自分の意思で戦略的にやりましょう、と言う意味です。

4.クラウドソーシングは極力避ける

Web系やデザイナー系の仕事をしている人にとって、集客に便利なのがクラウドソーシングです。

ランサーズやクラウドワークスが有名で、やり方によっては案件を継続的に受任する事が可能ですが、これも私の経験上、あまりお勧めしません。

上記の「安売り」と被る部分がありますが、クラウドソーシングは仕事の発注者より受注者の方が圧倒的に多く、常に競争を強いられる事になります。

その結果、発注者としても「安い料金」で発注が可能になり、受注者としてはただ疲弊するだけになります。

集客のオプションの一つとして利用はしても良いですが、真剣に利用する事は避けた方が良いでしょう。

5.最後は、キャラクターを伝える

「マーケティングにおける相互理解を徹底し、同業に負けない、顧客の為のオリジナルコンテンツを作った。これで絶対に集客できるだろう!」

確かに、ここまでやれば集客に困らない状況を作り出す事ができるかも知れません。

しかし、これだけじゃ足りません。

なぜなら、どんなに商品が良くても、最後は「人」が決め手となるからです。

  • 「仕事に対する考え方が尊敬できるから、あの人から購入しよう。」
  • 「あの人の人生観に共感できるから、あの人のサービスを受けよう。」

どんなに良い商品でも、良く分からない人、自分と価値観が合わない人から商品を買いたいとは思いませんよね?

だからこそ、自分の仕事に対する思いとか、人生に対するビジョンとかをSNSやブログ等で定期的に発信する必要があるのです。

6.まとめ

現在の集客の鉄板パターンは

「顧客の為のしっかりとしたコンテンツ」+「キャラクター」

です。

この二つがしっかりとしていれば、集客の成功率はグッとアップします。

間違ってはいけないのが「キャラクター」のみに特化して「コンテンツ」がスカスカになってしまうケースです。

これは最近のインフルエンサー界隈に良くあるのですが、このような展開をすると良質な顧客が離れていってしまうので、絶対にやらないようにしましょう。

「とにかくインフルエンスだけを身に付けたい。顧客の事なぞ知らん!」と言う考え方であれば話しは別ですが。

とは言え、集客の考え方や具体的な方法が良く分からない!と言う場合もあると思います。

そのようなフリーランス、個人事業主の方からのご相談のメニューを作っていますので、よろしければ活用してみて下さい。

【お気軽にお問い合わせ下さい】
起業やパーソナルブランディングに関する提供中サービスはこちら。

甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル。趣味はキックボクシングとランニング

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甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

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