ブランディングとはキラキラした自分を見せる事ではありません

マーケティング・集客

こんにちは。司法書士の甲斐です。

SNS等を活用する事によって一昔前と比べてはるかに起業しやすくなったのですが、そこで注目されているのが「ブランディング」です。

特にスモールビジネスにおける自分自身のブランディング(セルフブランディング)に関係してくるのですが、SNSで「キラキラした自撮り」をやたらめったらアップしている起業家がいませんか?

で、そのような起業家に憧れて「私も起業家としてキラキラしたい!」と同じようなキラキラ自撮りを一生懸命にSNSにアップするけれど、全然結果が出ない。

このような人達を沢山知っているのですが、総じてブランディングの意味を勘違いしているんですよね。

なので今回は「そもそもブランディングとは?」と言ったお話をしたいと思います。特にスモールビジネスにおけるセルフブランディングに絞ったお話になりますので、該当する人は要チェックですよ!

1.ブランディングとは?

ブランディングは人によってその定義が曖昧で、だからこそ「背伸びしたキラキラした自分を見せる事」がブランディングだと思っている人がいますが、これは大きな誤解です。

有名なマーケターである森岡毅氏の言葉を借りれば、ブランディングとは

・消費者の頭の中にあるブランドに対する一定のイメージ(ブランド・エクティティ)を
・競争を有利になるように築く為の一連の流れを=消費者の頭の中に選ばれる必然を作る事を
・「ブランディング」と呼びます。

(「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」著者:森岡毅)

例えば「マクドナルド」と聞いた場合、あなたはどのような事をイメージしますか?

小さなお子さんがいる家庭であれば「ハッピーセット」をイメージし、子供にお願いされたらマクドナルドに行くでしょう。

外回りが多い営業マンであれば、木村拓哉さんがCMしている「マック見っけ」をイメージし、外回り中の休憩スポットとして利用するかも知れません。

このように「〇〇と言えば●●」と言うイメージが消費者の頭の中にあれば、あなたは必然的に選ばれるようになります。その為の活動が「ブランディング」と言うわけです。

ここでさらに誤解を生みやすい点についても言及したいと思います。それは「マーケティング」と「ブランディング」についてです。

マーケターやコンサルタントによってはこの両者が全くの別物であるかの如く解説されていますが、実はそうではありません。

マーケティングとは一言で言えば「売れる仕組みを作ること」であり、もう少し深く突っ込んで考えると、「商品・サービスについて市場調査、開発、販売、アフターフォロー等の一連の流れ」と言えます。

つまり、事業活動における全体的な戦略であり戦術の事を指します。

ブランディングはこのマーケティング活動の一連の流れにおける施策の一つである為、全体戦略であるマーケティングを考えないままブランディングだけを取り出して考えると言う事はあり得ないのです。

この点を理解していないブランディングのコンサルタントが、お客さんに対してちぐはぐな施策を行っていると言う現状があります。

「ブランディング活動はあくまでマーケティング活動の一環である」

まずはマーケティングとブランディングの関係性を理解するようにしましょう。

2.スモールビジネスの起業家が行うべきブランディング

ではスモールビジネスにおける起業家はどのようなセルフブランディングを行うべきか?

端的に言えば「キラキラした不相応な自分ではなく、専門家として本当にありたい自分の姿を誤解される事なく伝える事」です。

このポイントは2つ、それは「ビジネスコンセプト」と「価値観」を明確にする事です。

① ビジネスコンセプトを明確にする

あなたがどのような専門家なのかを伝えるフェーズです。ビジネスコンセプト、つまり

・どのような悩みや願望を持っている人に対し、
・どのような方法で、
・どのような未来に連れて行ってあげるのか?

と言った、にどんな価値を提供するのか?を思考の限界を超えるレベルで考え、明確にする事です。

「取りあえずこんな感じで良いんじゃない?」と言ったフワっとしたレベルではなく、通りすがりの人でも確実に気になるようなレベルの具体性が必要になります。

現代社会では情報が氾濫しまくっており、中途半端な内容では誰にも見向きもされませんので(でも、炎上させろ!と言うわけではありません。念のため)。

良く、「〇〇社長」と名乗っているビジネス系インフルエンサーがいますが(高校生社長とか赤い髪の社長とか)、そう言った人のマネをしてはダメです。

確かに、彼ら彼女らは「差別化」は出来ていると思いますが、それはポジショニングではなく単なる「アピール」なんですね。上記のビジネスコンセプトにおける「価値」がスッポリと抜け落ちているんです。

他社との差別化が出来ても、お客さん目線で見た「価値」が無ければ全く意味はありません。

② 人としての価値観を明確にする

専門家としての認知も必要ですが、最終的には人と人との付き合いになります。その為、あなたの価値観を事前に明確にしておくのも有益です。

例えば仕事や人、人生やお金等に関する価値観を定期的に情報発信する事で、「●●さんはこのような事を大切にしている人」と言うイメージが持たれ、その結果、一度も会った事がない人からも信頼される場合もあります。

3.まとめ

「ブランディング」と言う言葉の響きがカッコ良く何だかキラキラしなきゃダメなようなイメージがありますが、あくまでそうではありません。

ブランディングはあくまで消費者の頭の中に「選ばれる必然性」を作る事であり、あなたがどのような専門家でどのような価値観を持っているかを築いていく事です。

と考えると結局は「お客さん視点に立って、お客さんに適切な価値を提供できるよう、日々の実務について研鑽を怠らないようにし、それをきちんと伝えるようにしていきましょう。」と言う事になります。

大上段に振りかぶったような言葉でも、その本質は意外とシンプルなものなんです。

【お気軽にお問い合わせ下さい】
集客と法律のお困りごとを解決します。提供中サービスはこちら(※ご相談はzoomで全国対応可)

司法書士 甲斐智也司法書士 甲斐智也

司法書士 甲斐智也

熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。

関連記事

特集記事

司法書士 甲斐智也司法書士 甲斐智也

司法書士 甲斐智也

熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。 (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

問題解決能力を高めませんか?

集客に困らない会社設立手続き

攻めと守りのコンサルティング

電子書籍販売中

人気の記事

  1. 1

    会社の登記の添付書類で押印が必要な場合と必要ではない場合

  2. 2

    【代表取締役社長の死亡】登記手続を司法書士が分かりやすく解説

  3. 3

    一人会社の場合はどうなる?取締役と会社の「利益相反取引」とは?

  4. 4

    法務局の登記相談は親切丁寧に教えてくれない当然の理由

  5. 5

    会社への貸付金を現物出資(DES)し資本金を増やす方法と登記

最近の記事

  1. 自分の会社に素人の投資家から投資をしてもらう時の注意点とは?

  2. 認知症の人の不動産を売却・購入するリスクとは?

  3. 遺留分対策(相続対策)で生命保険活用時の注意点

  4. 経済産業省が創設したスタートアップの法務支援を行う専門家チームとは?

  5. デジタル遺産(遺品)の相続対策のポイントとは?

TOP