こんにちは。甲斐です。
僕は司法書士の傍ら、起業したい人向けの「起業支援」を行っているのですが、調べてみると起業支援を行っているコンサルタント、結構いるんですよね。
ただ、起業に関する支援と言うのは非常に幅広く、実際にコンサルタントに依頼するとしても、そのコンサルタントが「何を得意分野(専門分野)としているのか?」はきちんと確認する必要があります。
そこで今回は、起業コンサルタントが行ってくれる事をザックリとお話したいと思います。
1.起業に関する手続き全般のこと
起業する上で必要な行政手続きやその他の手続きに関することです。
税務署に提出する開業届けであったり、そもそも個人事業主で良いのか、それとも法人化した方が良いのか?法人として起業するのであれば、会社設立の事や社会保険、税務に関する一般的な手続きも必要となってきますので、そのコンサルティングを行います。
起業に関する漫然とした不安について、具体的に解決策を提示するのもこの段階のコンサルティングでしょう。
2.起業に関する商品・ノウハウ・スキルのこと
起業しようとしても売り物(商品やサービス)がなければ意味はありません。
その為、「どのような売り物にすれば良いか?」と言った0→1のコンテンツ作りの相談を行っているコンサルタントも存在しています。
具体的には起業家が現時点でもっているリソースを徹底的に洗い出し、それを元に商品コンセプトを策定すると言った流れです。
また、「売り物」をどのようにして売るのかと言ったマーケティングの領域に関する話しや、そもそも起業家として必要なマインド等をカリキュラム形式で学んだりと言った事を平行して行う場合があります。
僕の起業家支援コンサルティングもこの「起業に関する商品・スキル・ノウハウの事」がメインとなっています。
3.起業に関する運転資金、設備投資のこと
起業に関するお金についてのコンサルティングです。
起業に関してかかるお金は大きく分けて運転資金と設備投資の2つに分かれます。
運転資金は「企業が事業を行う上で必要なお金」で、商品の仕入れや広告等がこれに該当します。
設備資金は事業に関わる設備を購入する為の資金です。飲食店であれば厨房機器やテーブル等が設備資金に該当します。
自分が行うビジネスについてどれだけの運転資金や設備資金が必要になるのか?事業計画や資金繰り表等を作成、明確にします。
その際に融資が必要なのであれば、どの程度の金額を融資で賄うのか?と言った融資に関するコンサルティングについても行います。
主に税理士が運転資金や設備資金に関するコンサルティングを行っているケースが多いような印象があります。
4.まとめ
「起業」と一口で言ってその領域は広く、それらを全てカバーしている専門家はいません。
その為、起業したくてコンサルタントに相談したい場合、まずは自分自身を客観的に見つめ直し
・自分に足りない部分、必要な部分は何なのか?
・それらをカバーする事ができるコンサルタントは誰なのか?
と言った視点でコンサルタントを探すようにすると効率的でしょう。
なお、先程お話した通り、僕自身も起業支援のコンサルティングを行っておりますので、起業に関する事でお悩み、お困りの場合はお気軽にご相談下さい。