会社設立等を通じて司法書士が見た、起業して失敗する人の特徴

起業・副業

こんにちは。司法書士の甲斐です。

僕は会社設立手続き・その後の会社の登記の業務やコンサルティングを通じて、様々な起業家の方と接しているのですが、まぁ、本当に様々なタイプの起業家が存在します。

で、その様々な起業家を見ていますと「この人、成功するな」とか「この人、絶対に失敗するな」と予測できるようになり、実際にその通りになってたりするんですよね。

起業で失敗する人を見てみると一言で言えば「甘い!」につきるんです。インターネットを活用する事で起業する事は誰でも簡単になりましたが、それは同時にライバルが多くなったと言う事。

その厳しさを認識しないまま「まぁ、何とかなるでしょ?」と中途半端で甘い考えでは失敗する事は必須ですし、その失敗した理由が分からなければ何度チャレンジしても同じ数だけ失敗するだけです。

そのような失敗を防いでビジネスで成功するにはどうすれば良いか?

今回はそのヒントとなる、司法書士から見た「起業で失敗する人の特徴」を具体的にお話したいと思います。

1.必要経費をケチる、値引き要求をする

一番分かりやすいのがこのパターンで、例えば起業をする上で会社設立を考えているのですが、司法書士に対する会社設立費用等、起業に関連する必要経費をケチったり、値切りする人です。

こう言う人、そもそもお金に関するマインドが起業家として適切ではないので、ビジネスで成功するのは非常に難しいでしょう。

いや、分かるんですよ。起業時はお金がないって事ぐらい。それに最近の起業は小資本でもできますし。

でも、「小資本から起業が出来る事」と、「だから起業する上でお金は必要ではない(貯金しなくても良い)」はイコールではありません。

事業に関する融資を受ける上でもある程度の貯金は必要ですし、そもそもお金がない(お金を稼ぎたい)と思ったから起業と言う選択をしたはずです。

そうであれば必要経費をケチる、値切る事は起業家として本末転倒と言えるでしょう。

2.起業の目的が明確ではない

大学生のような社会の荒波にまだ揉まれていない若い人に非常に多いですね。

煌びやかな起業家や自分たちと同世代の人が起業家がTwitter等のSNSで情報発信しているのを見て、「何だかカッコいいので、自分も起業したい!」と憧れを持つ事です。

まぁ、憧れを持つのは全然良いのですが、起業する目的が明確ではなかったり、そもそも起業する事が目的になっている人が結構多くいるのです。

目的が不明確であれば、どんな人に対してどのような価値を提供したいのか?と言った商品コンセプトもブレブレになってしまい、「まったく売れない!」と言う状況にもなり得ます。

とは言え、起業当初は明確な目的を持つ事が難しい場合もあり、「何となくノリで」と言うのも初めのうちは良いと思います。下記のような内容でも良いでしょう。

・お金を稼いでタワマンに住みたい。
・女の子に持てたい
・世間から「凄い人」と認めてもらえたい!

ただ、ビジネスを続けていきたいのであれば、このような金銭や自己承認に関する欲求だけではダメです。いつかは周りに誰もいなくなって破綻しますので。

そうならない為には、

・どんな価値観を大切にし、
・どんな人と付き合い
・どんなライフスタイルを送りたいか?

これを徹底的に突き詰め、その思いを実現するための目的としての手段の一つがビジネスであると考えるべきです。

商品やサービスの質が良いのは当たり前、人は最終的にあなたの価値観に共感して集まってくるのですから。

3.マーケテイング思考がない、独りよがりな発想

自分が売っている商品やサービスって「これは良い物!」と絶対的な自信があり、社会的に意義があると当然考えるハズです。

しかし、実際に商品・サービスを世に出した人は分かると思うのですが、想像以上に反応がないものなんですよね。

このときに、「世間の奴らは全く分かっていない!」と独りよがりになる人、マーケテイング思考がない人は確実に起業に失敗します。

商品やサービスはニーズがなければ売れません。当然ですが。

日本の企業は昔からマーケテイング思考を軽視しており、「良い商品(優れた技術)を作れば売れる」と言うある種の呪縛を令和の時代にも引きずっているのです。

起業する際には、あなたが考えている事業、商品やサービスについて社会的なニーズがあるかを徹底的にリサーチし、客観的な根拠に基づいて判断する必要があります。

恋愛でもそうですよね?好きな人を何とか自分に振り向かせたいと思うときに、独りよがりな発想をしませんよね?必ず相手視点で考えますよね?

ビジネスもそれと全く同じです。相思相愛になる為には、まずは相手の事をしっかりと理解する必要があるのです。

4.精神的に打たれ弱い

起業していきなり売上が入ってくるのは稀で、多くの起業家が起業して数カ月は無収入、もしくはそれに近い状況だった経験があります。

これ、頭ではそうなると理解していても、実際に経験しないとその辛さが分からないんですね。

どんどん貯金残高は減っていく、けど仕事はない・・・・。

そのようなネガティブな状況のとき、折角仕事の問い合わせがあったとしてもお客さんから「何だか元気ないけど、この人本当に大丈夫?」と思われたら受注を逃してしまうでしょう。

そうすればさらに貯金が減っていき、負のスパイラル状態に・・・。こんな事が続けば、精神的に壊れてしまうかも知れません。

また、売り上げの話しだけではなく、ビジネスでは相手から理不尽な要求をされる事が良くあります。と言うか、日常茶飯事だと思って下さい。

なので、このような状況に対してストレス耐性が無い人は、起業しても失敗する可能性があります(むしろ起業しない方が良いかもしれません・・・)。

5.最初の内は寝る間も惜しんでビジネスに没頭する覚悟がない

これは上でお話した売り上げに関連するお話です。

いつまでも売り上げがないのは精神的に危険である為、起業当初は売り上げに繋がる為の仕組みづくりを早く構築すべきであり、その為には寝る間を惜しんでビジネスに没頭する必要があります。

例えば三カ月と決めたのであれば、この三カ月間を今までやった事がないレベルの努力で、全力で走り抜ける覚悟があるか?と言う事です。

この覚悟が無ければ、何となくのんびりと時間が過ぎて行き、気が付いたら「打ち手がない困った状態」になっていた・・・なんて事もあるのです。

と、ここまで読まれた方の中には

「いやいや、自分は仕事に振り回されたくないので起業したいんです。起業して好きな事をして自分らしく生きる為に自由な時間を確保したいんです!」

と思われる方もいるでしょう。勿論、それは正しいんです。

でも、その「自分らしく生きる為の自由な時間を確保する」と言う目的を達成する為には、起業当初の数か月間は死ぬ程努力しなくてはダメ、と言う事なんです。

起業当初からそんな甘い考えでは、絶対に成功しませんので。

6.まとめ -起業で成功する人の特徴-

このような起業の失敗に関する記事を読むと非常にモチベーションが下がると思いますので、簡単に「成功する人の特徴」のお話を最後にしましょう。

基本的に失敗する人の特徴の逆を行けば良いのですが、成功する人の特徴で共通する項目があります。それは、「謙虚」であると言う点です。

自分は何も知らない。だから教えて下さい。

と言う謙虚な姿勢を徹底的に貫いているんですね。

私の知り合いの方で1000人近いリアルのコミュニティを作っていて、常に相談が舞い込んでいる人がいるのですが、彼の姿勢がまさに「謙虚」なのです。

相談を受けていますがけっして上から目線ではなく、まずは相談者の事を知ろうと必死になっているんです。

このような「謙虚な姿勢」を貫けば、成功しないはずはないですよ?是非参考にしてみて下さい。

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熱き志を持つ起業家を法律とマーケティングで支援する司法書士。趣味はキックボクシングと朗読。

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