助成金と補助金の基本的知識を分かりやすく解説します

法律知識一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

先日とある方とお話していたときに「補助金と助成金の違いがイマイチ分からないです!」と悩み(?)をぶちまけられました。

その方は会社経営者との接点が多く、人生相談含め様々な相談を経営者からされる事があるそうです。

最終的には補助金や助成金のプロに繋いでいるそうなのですが、とは言え自分自身が補助金や助成金の基本的知識がないと、適切に繋げない事もありますよね。

そこで今回は、個人事業主や会社経営者であれば絶対に知っておいた方が良い、補助金・助成金の基本的知識のお話しをしたいと思います。

1.助成金とは?

主に厚生労働省が管轄している「雇用」に関し、一定の要件が満たされれば支給される、返済の必要がないお金の事です。

(研究助成金と言うのもありますが、今回は割愛します。)

助成金は

・受給要件を満たしていること
・所定の様式に従って申請を行うこと

が必要ですが、要件を満たした事業者には原則給付されます。

「雇用に関すること」ですが、その内容は幅広く

・離職者に対する再就職支援
・中途採用の支援
・新たな労働者の雇い入れ

等、幅広い名目の助成金があります。

なお、詳細は下記厚生労働省のHPから検索できます。

2.補助金とは?

補助金は助成金と同様、国や地方公共団体等から支給される、返済の必要のないお金のことですが「助成金以外のもの」を指すと思って頂ければ良いと思います。

(実は補助金と助成金と言う言葉について、法律上、明確に定義・区別されていないんです。)

助成金との違いを言えば、「補助金」は採択件数や金額が予め決まっているものが多く、申請したからといって、必ずしも受給できるわけではありません。

・販路開拓
・製造業の設備投資
・IT導入

等々、様々な名目の補助金があります。

詳細は下記経済産業省のHPから検索できます。

最近で有名な補助金は、コロナ禍における事業再構築補助金でしょう。

【事業再構築補助金とは?】

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/#c1

補助金と助成金の注意点は、上記でお話した言葉の定義が厳密にされていない、と言う点です。

その為、「補助金」「助成金」と言う言葉に惑わされず、申請しようとしているものがどのような性質の制度なのかをしっかりと理解する必要があると思います。

あと、「いつ」「どれぐらいの金額が支給されるか」も注意点です。基本的に補助金は使った経費に対して後で支給される性質のものです。

その為、補助金や助成金目当てしていたらキャッシュフローが悪化した、なんてのは笑い話にもなりませんので。

3.まとめ

大切な事なのでもう一度言いますね。

補助金や助成金は「とりあえずタダで貰えるお金」ではありません。

ビジネス上の何らかの経費を補助したり、雇用関係の取り組みに対して助成されるお金です。

その為、補助金や助成金を当てにしてビジネスを行うのはそもそも本末転倒な話しなので、その点は十分にご注意下さい。

また、補助金、助成金と一口に言ってもその種類は沢山あります。ご自身が活用できる補助金・助成金は何なのかと言った事もしっかりと調べるようにしましょう。

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