コンサルティングとコーチングの違いとは?

コンサルティング・問題解決思考

こんにちは。司法書士の甲斐です。

クライアントの問題解決を行う手法としてコンサルティングが広く認知されていますが、実は同じ目的を持った技術として「コーチング」と言うのが脚光を浴びています。

ただ、言葉が独り歩きしすぎていたり、各コーチの独特の雰囲気も相まって「何だか良く分からないけど怪しい」と思われている事もあります。

(僕も最初はそうでした。スミマセン。)

ただ、コーチングの技術を知る事はコンサルティングを行う上で相乗効果になりますし、結果としてクライアントの利益に貢献することにも繋がります。

そこで今回は、コンサルタント視点からになりますが、コンサルティングとコーチングの違いについてお話したいと思います。

1.コンサルティングとコーチングの違い

コーチングは一般的な説明として、『対話を重ねることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセス』と定義されています。

「クライアントと対話を重ねること」がコーチングでは重要視されており、これはなぜかと言うと、「問題解決の為の答えはクライアントの中にあり、対話を通すことにより、それが具現化できる」とされているからです。

ここがコンサルティングとの大きな違いです。

コンサルティングはコンサルタントがクライアントの現状を把握・分析し、コンサルタント自身が問題解決の為の答えを導き出し、クライアントに提案します。

しかし、コーチングではコーチが問題解決の為の答えを出すのではなく、あくまでクライアント自身が自ら問題を解決していくため、コーチがクライアントに対して適切な質問を与えます。

コーチの投げかける質問に対してクライアントが答えていく過程で、クライアントの視点が変わり、物事がはっきりし、発想が膨らみ、そして行動を起こす意欲がクライアントに沸いてくる。

コーチはあくまで支援者として、コーチングを通じてそのようなプロセスを作り出すのです。

2.コンサルティングとコーチングの似ている部分

コンサルティングとコーチングには大きな違いがありますが、考え方が似ている部分があります。

それは「あくまで主役はクライアントであり、コンサルタント(コーチ)は支援者である。」と言う本質の部分です。

コンサルティングではクライアントの問題解決の為にコンサルタントがガンガンと主導し、クライアントを引っ張っていくイメージがあるかもしれません。

しかし、問題解決の為の行動が出来るのはあくまでクライアントであり、コンサルタントは「提案」する事しかできないのです。

確かに関わり方、主導権の握り具合はコンサルティングとコーチングでは大きく異なります。

しかし、「あくまで主役はクライアント」と言う本質は変わりませんし、コンサルティングでもこの本質を忘れてしまうと、コンサルタントの独りよがりのコミュニケーションになってしまうのです。

3.コンサルティングとコーチング、クライアントの為にどちらを導入すれば良いか?

コンサルティングもコーチングもクライアントの問題を解決する為の手法である、と考えた場合、一つの悩まし疑問が出てきます。

それは、「クライアントの為にコンサルティングとコーチング、どちらを導入すれば良いのか?」と言う点です。これはクライアントの、

① 精神状態
② 成長段階
③ 問題領域

で考えると良いでしょう。

① 精神状態

コーチングはコーチとの対話を通じ、クライアントが自ら考え答えを出す技術です。

つまり、クライアントには「自分と対話する時間」が必要になってきますので、自分自身と対話するエネルギーと精神的な安定性が必要になってきます。

その為、クライアントが精神的に不安定な状態な場合、コーチングよりコンサルティングの方が適している場合があります。

② 成長段階

例えば仕事に対する意欲は高いけれど、実務の経験が少なく知識がまだ追いついていない場合、クライアントがコーチとの対話を通じて考えようとしても絶対的な経験値がなければ考えが上手くまとまらない事もあり、コンサルティングの方が適している事があります。

逆に経験値はしっかりと積んでいるが、仕事に対する意欲が低下している場合、コーチングによってクライアントが自分自身と向き合う事で新しい発想を思いつき、意欲が向上する事もあるかもしれません。

その為、クライアントの成長段階も考慮すべき要素の一つとなります。

③ 問題領域

例えば、解決すべき問題が重要でありかつ緊急性が高い場合、じっくりと対話を重ねるコーチングは不向きでしょう(コンサルティングも状況によっては適さないかも知れません)。

解決すべき問題の領域も、コンサルティング、コーチングを導入する際の一つの要素です。

4.まとめ

コンサルタントもコーチもあくまで支援者であり伴走者です。主役はあくまでクライアントであり、コンサルタント(コーチ)とクライアントの2人で一つのキャンバスに向かうイメージが必要になってきます。

また、コンサルティングもコーチングも、クライアントの問題を解決する為の手段であり目的ではありませんし、それぞれ反目しあうものではなく、相互に補完しあうものです。

クライアントの叶えたい未来の為に、適切な手段を検討しましょう。

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