こんにちは。甲斐です。
個人事業主やスモールビジネスの会社経営者にとって永遠の課題が「集客」ですね。
単純に全く集客できていない状況や、集客は出来ていても常に新規顧客を集客する事に追われている等々、その状況は様々のはず。
で、集客に困った場合、どうしても「手段」に走りがちになるんです。
- 「SNSで情報発信をガンガンやろう」
- 「ブログをいっぱい書こう!」
- 「Google広告出しまくろう!」
- 「人に会ってチラシを配りまくろう!」
等々。
でも、ほとんどの場合、効果は出てこないはずなんです。あなたもそのような経験ありませんか?
どうしてこのような集客手段が効果が無いのか?
これ実は集客手段が問題なのではなく、もっと根本的な理由があるのです。
それはズバリ「ビジネスコンセプトが尖っていないから」です。
1.ビジネスコンセプトを尖らせなければいけない理由
僕も経験があるんですが、ちょっと前であれば専門分野を特化させれば、わりと簡単に集客できたんですね。
僕自身は昔「相続専門司法書士」としてブログを書き情報発信をしていたんですが、当時ブログのPVが1日1000を超える事が当たり前で、問い合わせの電話やメールがひっきりなしだったんです。
でも、専門分野を特化させたとしても結局はライバルは増えるし、新しいSNSが次々とリリースされ、情報が氾濫しまくった結果、単に専門分野を特化させただけでは集客が難しくなったんです。
ではどうすれば良いか?一つは人間性を高めると言う方法がありますよね。即レスを心掛ける事からはじまり、仕事へのこだわり等で勝負する方法。
確かに「人となり」で仕事を依頼する事を決める依頼者が多いんですが、それはあくまで最終段階。人となり「だけ」を集客の決め手にするのは難しいんです。
だからこそ「あなたと言えば何?」を明確にする=理想のお客さんに集まってもらう為にビジネスコンセプトを尖らせる必要があるんです。
ビジネスコンセプトと言うのは
・どのような事に悩んでいる人や願望を抱えた人に対して
・どのような素敵な方法で
・どのような未来に連れて行ってあげるのか?
と言った内容なのですが、このビジネスコンセプトを「尖らせる」と言うのは、上記3つの要素について脳みそがちぎれるまで考え、明確にする事を指します。
2.ビジネスコンセプトを尖らせる方法
ありきたりなビジネスコンセプトでは、当然ですが情報の波に埋もれてしまうので集客は難しくなります。
だからラクをする為にも「尖らせる」事が必要になるんですが、じゃあ「尖らす」って具体的にどうするのか?
まずは、あなたの理想とする顧客像(ペルソナ)が具体的に抱えている悩みや願望について、顧客になりきって100個挙げてみてください。
「いやいや、100個なんて無理!」と思ってもチャレンジして下さいね。脳みそがちぎれるぐらい考える事、それが競合他社を大きく引き離す尖ったビジネスコンセプトになるのですから。
とは言え、いきなり100個挙げるのは中々難しいと思うので、ちょっとしたコツをお伝えします。
上記の悩みを一つ考えたら思考を深めるキーワード「So what?」(だから何?)、「Why so?」(それはなぜ?)で徹底的に深掘りするのです。
例えば「ダイエットしたい」
「Why so?」(それはなぜ?)
→昔来ていたお気に入りの服を着たいから。
「Why so?」(それはなぜ?)
→輝いていた昔の自分に戻りたいから。
「So what?」(だから何?)
→今の自分は仕事も恋愛もダメダメだから、自分自身を変えたい。
「So what?」(だから何?)
→自分自身が変われるのであれば、別にダイエットでもなくても良い。
等々、「So what?」(だから何?)、「Why so?」(それはなぜ?)を繰り返す事でペルソナの悩みや願望が次から次へと出てくるはずなので、100個なんて簡単に挙げられるはずです。
で、100個挙げたら、優先順位が高いであろうものをピックアップして、自分のリソースで対応できるかどうかを検討し、ビジネスコンセプトを尖らせるのです。
3.まとめ
集客は様々な要素が絡み合っているので、ビジネスコンセプトを尖らせるだけでは不十分な場合があります。
でもビジネスコンセプトを尖らせる事は集客のスタートラインですし、これがゼロであればどのような手法を用いても結果ゼロになります。
それほどビジネスコンセプトは「そもそも論」として重要になってくるんです。
とは言え、「ビジネスコンセプトなんて今まで考えた事がなかったし、良く分からない。」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そのようにお困り・お悩みであれば、お気軽にご相談下さい。
会社設立等を通じて沢山の起業家を見てきましたので、その経験からビジネスコンセプトを尖らせるお手伝いをします。