会社設立時や起業当初に考えるべき事は、節税より売上を作る事です!

起業・副業

こんにちは。甲斐です。

会社設立や起業に関する事をインターネットで調べると、ほぼ必ずと言って良いほど出てくる話題が「節税」です。

節税って聞くと、何だか裏技的でお金が手元に残るような印象がありませんか?

でも、誤解しないでほしいのですが、起業当初に本来考えるべき事は節税ではなく「売上を上げる事」です。

今回は、起業時における根本的な考え方である「節税」より「売上」のお話をしたいと思います。

1.そもそも、「節税」とは?

「そんな事は知っとるわい!」

と怒られるかもしれませんが、敢えてそもそも論から入って行きたいと思います。

そもそも、「節税」って何だと思いますか?

Wikipediaでは、このように説明がされています。

節税(せつぜい、Tax SavingSteuerersparung)または租税節約とは、租税法の想定する範囲で租税負担を軽減・排除する行為である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E7%A8%8E

つまり、節税とは、税法や色々な行政通達を根拠として、納付すべき税金を安くする事です。

そして、個人事業主や会社経営を行っている場合、税金(所得税、法人税等)は大雑把に言えば「売上」に対してかかってきます。

つまり、「売上」が先で、「税金」が後です。

どんなに節税の事を考えても、そもそも売上が無ければ意味は無いのです。

だから、起業時はまずは売上を作る事が最優先になってくるのです。

2.起業当初はそう簡単に集客できない理由

「とは言え、これだけSNSやインターネットが発達しているのだから、ちょっとSNSを頑張れば簡単に集客できて、簡単に売上なんて出来るでしょ?」

なんて事、思っていませんか?

でもそれは、ハッキリ言って幻想なんです。

既に集客出来るルートがある上で起業すれば全然良いのですが、そうではない場合、集客に非常に困ると思います。

SNSやインターネットで情報発信しようとしても、「集客に繋がる情報発信の方法」を知らない・実践していないのであれば、あなたの情報は簡単に他の情報に埋もれてしまいますし、その結果、起業当初からバリバリ集客するのは不可能でしょう。

(運が良ければ集客出来る可能性がありますが、運任せであれば、それはとても経営とは言えません。)

なので、どんなに節税の事を考えたとしても全く意味がないのです。

まずは自分がしっかりと生活が出来る為の売上を作る事が最優先です。

その後に保険や、役員報酬等で節税をすれば良いのです。

あくまで租税法や行政通達に則った節税です。架空の領収書等を利用した節税(脱法行為)はダメです。

3.なぜ、起業や会社設立は「節税」がキーワードとされているのか?

とは言え、先程もお話しましたが、起業や会社設立のやり方をインターネットで調べると、必ずと言って良いほど「節税」と言うキーワードが出てきます。

不思議だと思いませんか?でもその謎は簡単に説明出来ます。

各サイトを見れば一目瞭然ですね。各サイトは税理士が運営しているサイトであり、税理士だから節税の事を情報発信するのはごくごく当たり前です。

もっと税理士視点で言えば、起業初期の人を集客する事により、税務顧問契約が取れる可能性があり、だからこそ真剣に情報発信しているんですね。

でも、何度も言いますが、節税よりもまずは売上です。

売上をしっかりと作る事で初めて節税が生きてくる事を忘れないようにして下さい。

4.まとめ -自分の頭で考えよう-

実際に起業当初にも関わらず、節税にやっきになっている起業家の方がいらっしゃるんですが、「節税よりまずは売上を作りましょう」と言う話をしても、中々響かないんですね。

「だって税理士が言っている事だから、間違いないでしょ?」と言う感じです。

でも、今回お話したとおり、冷静に考えれば「最初は売上、次に節税」と言う順番は誰の目から見ても明らかです。

でも「税理士が言っているから・・・」と思考停止している人、非常に多いんですね。

常に自問自答し自分の頭で考える事が出来なければ、ビジネスは失敗します。

客観的に論理的に正しいのは何か?と言う視点は常に持ち続けていきましょう。

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甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル。趣味はキックボクシングとランニング

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甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

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