低価格の商品と高価格の商品。起業当初はどちらの商品で集客すべきか?

マーケティング・集客

こんにちは。司法書士の甲斐です。

どんな仕事でもそうですが、起業した当初に悩む事の一つとして、低価格の商品と高価格の商品のどちらをメインで行うべきかと言う点が挙げられます。

どちらの商品をメインにするかによって、その後の集約方法や会社の方針、最終的には事業の命運もガラッと変わってきますので、起業当初は真剣に悩まなくてはいけません。

そこで今回は、起業して絶対に失敗しないように、低価格の商品と高価格の商品、どちらをメインに集客すべきか、と言う点をお話ししたいと思います。

結論から先に申し上げますと、起業当初は、集中的に高単価商品を受注する事をお勧めします。

1.司法書士業界の場合・・・

本題に入る前に、まずは僕たちの業界(司法書士業界)のお話をしたいと思います。

司法書士の間で、「高単価の商品」と言った話しを行いますと、必ず以下のような先輩司法書士が現れます。

「司法書士は弁護士と比べ、敷居が低く、市民に寄り添う法律家だ。そのような街の法律家が金稼ぎに走ってどうする!市民目線の、リーズナブルな報酬で仕事をしろ!!」

司法書士としてのプライドがある人ほど、このような考えの方が多くなります。

僕の知り合いの司法書士で独立開業していた人がいて、とある事情で某司法書士法人から声をかけられ、その法人の共同経営者法人になった人がいるのですが、この話しを聞いたとあるプライド高き司法書士は、

「金儲けに走りやがって!今まで俺たちの背中を見て何を勉強してきたんだ!!」

と本気で怒っていました。

法人の共同経営者になった僕の知り合いの司法書士は、別に金儲けに走ったわけではありません。

たまたま縁があっただけです。それにも関わらず、思いっきり勘違いをして一刀両断するのはちょっと違うのでは、と思います。

・・・話しがそれてしまったので、元に戻します。

まぁようするに、どの業界でも「高い報酬を貰うのはけしからん!リーズナブルな金額にしろ!」と言う人は一定数いるのですが、このような声は特に気にしなくても大丈夫です。

その理由は後ほどお話いたいと思います。

2.低価格商品と高価格商品のメリット・デメリット

① 低価格商品

正確な言葉の定義は無いのですが、ここで言う低価格商品と言うのは、10万円以下でかつ1ヶ月以内にその仕事が終了するものと思って下さい。

前提として、仕事の終了が半年から1年以上もかかる業務を10万円以下で受注しないようにして下さい。

起業当初にこんな事を頻繁にやっていては、すぐに会社の経営が傾きます。

低価格商品のメリットは、その名の通り低価格な為、依頼者としても依頼がしやすい=集客がしやすいかも?と言う点があります。これが最大のメリットでしょう。

デメリットとしては、低価格商品は世の中にありふれている(コモディ化している)ので、ライバルが多くなります。

つまり、価格競争に巻き込まれる事が当たり前になり、数をこなしていかなければなりません。

集客に成功すれば当然忙しくなるのですが、元々の単価が低い為、忙しいわりには全然儲からず、従業員も雇えないと言った負のスパイラルに陥ってしまう事があります。

② 高価格商品

高価格商品とは、仕事の完成までに数ヶ月以上かかる商品だと思って下さい。

商品価格は商品の内容にもよりますが数十万~数百万といった所でしょう。

数日で終わるような、たいして手間暇も頭も使わないような業務に50万とか100万円とかを要求するのはたんなるボッタクリです。

高価格商品のメリットはその名の通り高価格な為、集客に成功すると会社の経営が非常に楽になります。

ただしその分デメリットがあります。

高額な金額を頂くと言う事は、その仕事の内容も高度で誰もが簡単には出来ないものである必要があります(だから高額なんです)。

その為、人よりも何百倍も努力してスキルや専門性を継続して身に付ける必要があります。

また、高価格な商品の為、依頼者はそう簡単にはお金を出してくれません。

つまり、低価格商品と比べて集客が難しくなります。

3.どうして起業当初は高価格商品がお勧めなのか

単純に会社経営が楽になるから、と言う理由もあるのですが、重要な理由が別にあります。

独立当初は(潤沢な資金があれば別ですが)、基本的には何でも一人で行う必要があります。営業や集客活動、実際の業務から経理まで、全ての事を一人で行う必要があります。

独立当初は特に集客に力を入れなくてはいけません。その為の時間は大量に必要になってきます。それなのに低価格商品をメインにした場合、受注した仕事に忙殺され、集客の為の活動の時間が取れなくなります。

集客の為の活動時間が取れないけれど、低価格な商品なので売り上げはギリギリ、むしろマイナスかもしれません。

どんどん悪循環に陥りその結果倒産、と言う結果になるかも知れません。

そうであればしっかりと高価格商品を受任して、時間とお金に余裕を持たせて、会社経営を少しでも早く安定させる必要があるのです。

4.ビジネスで儲けちゃダメなのか?

日本人はお金の話しをすると「卑しいこと」「はしたないこと」と言う認識が強く、「ビジネスではあくまでリーズナブルな金額で。儲けてはいけない」と未だに言われますが、けっしてそのような事はありません。

ビジネスで儲けても良いのです。

ただし、それには前提条件があります。

それは先程もお話しましたが、「高額な商品単価と釣り合う仕事をする」と言うことです。

何度も言いますが、誰でも出来る、簡単な仕事で何十万もお金を貰うのはボッタクリです。

高額な報酬を頂く為には、競合他社が真似できない、難易度が高いサービスを開発する必要があります。

だからこそ高額な金額を頂く根拠にもなり、「高いお金を貰うのはけしからん!」と言う人に対しても十分な反論(だってあなたは出来ないでしょ?と言う反論)が出来るのです。

5.まとめ

ビジネスで儲けても全く問題はありません。むしろガンガン儲けるべきです。

高額な報酬に釣り合うだけの仕事を行い、依頼者に最高のサービスを提供すれば良いだけなのですから。

高額なお金を頂く為には人よりも努力する必要があります。努力を継続し続ける必要があります。

どんなに結果が出なくても、どんなに心が折れまくっても継続を続ける人間にだけ、誰にも真似が出来ない仕事を行う事が出来るのです。

この記事の執筆者(文責)
司法書士 甲斐智也

起業支援と商品・サービスのコンサル化のお手伝いもする司法書士|マーケティング思考でコンセプトをしっかりと考えた会社設立します|2級FP技能士|たまに心理カウンセラー|某球団マスコットの中の人の経験あり

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