今起業するのであれば、対人支援のコンサルティング業務がお勧めです

コンサルティング・問題解決思考

こんにちは。甲斐です。

新型コロナウィルスに振り回された2020年、日本の経済も大ダメージを受けました。

売上が上がった業種もありますが、全的的にみれば企業の状況は非常に厳しいはずです。

そのような「国も会社も守ってくれない」状況の中、サラリーマンとして、会社がいつ無くなっても良い準備をするのは、もはや必須でしょう。

その中で「起業」と言う選択肢がありますが、いきなり起業と言われても、そもそもどんな商品・サービスで起業すれば良いのかが分からないと思います。

起業を行う上での商品・サービスは星の数ほどありますが、お勧めなのが対人支援のコンサルティング業務でしょう。

今回は、なぜ起業するのにコンサルティング業務がお勧めなのか?コンサルティング業務を行う上で必要なスキルについてお話します。

1.コンサルティング業務とは?

コンサルティングとはクライアントの問題を解決する為の施策を提示し、その施策の実行をサポートする専門家です。

コンサルティングと言えば「経営コンサルティング」のイメージが強いですが、コンサルティングは経営面だけではなく、人が抱えている問題、悩みを解決する事が出来るであれば、全ての仕事がコンサルティングになり得ます。

例えば、こんなジャンルです。

  • 業務改善
  • 副業、起業支援
  • 人間関係
  • IT、Web、SEO
  • 組織改革、等々

つまり、例えばあなたがサラリーマンの場合、普段行っている業務や経験を、そのままコンサルティング業務とする事が出来るのです。

最近はコンサルタントに関して「何だかきな臭い」と言うイメージを持たれている方が少なくありませんが、これは一部のインフルエンサーが原因です。

「コンサルティング」と称して中身の薄いサービスを展開して批判を受けているのですが、これはあくまで「中身の無い、薄っぺらいサービス」で高額な報酬を受け取っている事が原因です。

つまり、しっかりとサービスを作り込んだのであれば、コンサルティングはきな臭いものではなく、クライアントに利益を与えるものであり、むしろ感謝されるものなのです。

2.起業するのにコンサルティング業務がお勧めな理由

理由はただ一つ、沢山の起業資金も設備投資も必要がない、小資金で始める事が出来るスモールビジネスだからです。

パソコンとインターネット環境さえあれば自宅でも出来ますし、失敗しても多額の借金を抱える事が少なく何度でもやり直す事ができる等、リスクも低いからです。

とは言え、いきなり独立するのはリスクが高いので止めた方が良いでしょう。

まずは副業として少しづつ実績を積み、独立しても十分やっていけるスキルと集客力を身に付けた上で独立した方が合理的です。

良く「リスクは積極的に取るべき!」と主張している人がいます。

確かにビジネスを行っているとリスクを取るべき場面が出てきますが、取らなくてもよいリスクは当然ながら取る必要はありません。

会社勤めで安定した収入があるのであれば、副業で少しずつ実績を作っていった方が賢い選択です。

3.コンサルティング業務に必要なスキル

普段行っている仕事がそのままコンサルティング業務へとなり得るのですが、とは言え、コンサルティングを行う上で必要なスキルがありますので、それをまとめてみます。

① 論理的思考(ロジカル・シンキング)

これは沢山の書籍が出ていて、社会人であれば当然知っているスキルだと思います。

でも、知っていても実際に使いこなせている人は少ないんですよね。

それは論理的思考(ロジカル・シンキング)が非常に難しいスキルのような雰囲気で説明されている場合が多く、その結果本質的な部分で理解がされていないのが原因の一つだと思います。

論理的思考は物事を筋道立てて考える力であり、究極的には相手から

「ああ、なるほど。確かにその通りですね。」

と言って貰えるためのスキルです。

これを外すと「難しい言葉ばかり使うただの痛いヤツ」になりますので十分に注意しましょう。

② 現状把握能力

論理的思考の中にも含まれますが、昨今非常に重要なスキルとなっていますので挙げておきます。

「現状把握能力」とは文字通り、現状を正確に把握する能力の事です。

そんなの当たり前に出来ている!と思われるかも知れませんが、これも論理的思考と同様、きちんと使いこなせている人は少ないんです。

例えば、仕事を行う上で、「事実」と「意見」を正確に分けていますか?

または、単なる憶測で物事を決断していませんか?

さらには、フェイクニュースに簡単に騙されていませんか?

現状把握能力とは事実を正確に把握し、事実を正確に把握するまで脊髄反射しないスキルです。

現状を正確に把握しないまま様々な施策を行ったとしても、その前提が間違っていれば当然結果は出ません。

情報が氾濫している現代だからこそ、現状把握能力は非常に重要なスキルなのです。

➂ マーケティングスキル

マーケティングは一般的には、

「市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称」

と言われていますが、正確な定義はありません。

つまり、マーケティングを本業としているマーケターによって、マーケティングの捉え方が全然異なっています。

とは言え、マーケティングには「クライアントの事を考える」と言う根っこの部分が共通していますので、この根っこのスキルは身に付けるべきでしょう。

自分自身がどんなに素晴らしいサービスだと思っていても、それが市場から受け入れられなければ集客できません。

独りよがりにならない為にも、マーケティングのスキルは必須と言えます。

④ コミュニケーションスキル

単に日本語を話せると言った次元ではなく、自分の伝えたい事を誤解される事なく100%伝える能力と、相手が伝えたい事を誤解する事なく100%理解する能力の事です。

ちょっと前に「日本語が読めない日本人が増えてきている」なんてニュースがあるぐらい、コミュニケーションはシンプルですが馬鹿に出来ないスキルなのです。

4.まとめ

スモールビジネスの起業を行うポイントは、現在あなたが行っている仕事の延長線上でサービスを考える事です。

いきなり知識がない、やった事が無い商材に手を出しても失敗する可能性が高いでしょう。

もう一度言いますが、取らなくても良いリスクは取る必要はありません。

まずはご自身の仕事をコンサルティング化するようにしましょう。

【お気軽にお問い合わせ下さい】
起業やパーソナルブランディングに関する提供中サービスはこちら。

甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル。趣味はキックボクシングとランニング

関連記事

特集記事

甲斐 智也

甲斐 智也

表現者。元舞台俳優。演劇を活用した論理と感性のハイブリッドコンサル (詳しい自己紹介は画像をクリック!)。

「表現力」で営業力アップ

パーソナル・ブランディング

人気の記事

  1. 1

    一人会社の場合はどうなる?取締役と会社の「利益相反取引」とは?

  2. 2

    違法じゃなければOKでしょ?が通用しない理由

  3. 3

    水を1万円で売る?商品・サービスの価値の作り方とは?

  4. 4

    トラブル防止!コンサルティング契約書の作成のポイント・ひな形

  5. 5

    コンサル契約で「いかなる理由でも返金しない」条項があったら要注意!

最近の記事

  1. 今こそ営業マンは「脱」営業マン化すべき

  2. 演劇のセリフを喋るレッスンはビジネスの営業面でも活用できる

  3. AI時代を生き抜く営業力は「コミュニケーション力」と「共感力」です

  4. 演劇・演技レッスンがビジネスで注目されている理由とは?

  5. 異業種交流会で仕事を取るマル秘テクニック、教えます。

TOP