こんにちは。甲斐です。
ビジネスを行っていく上で永遠のテーマになるのが「集客」です。
サラリーマン時代とは異なり、集客できない=売上がない、と言う状態になりますので、個人事業主や小規模な会社の経営者にとっては集客の事は常に頭の中に考えているでしょう。
一次的に集客がうまくいくケースはありますが、長い目で見ると苦戦する事多く、インターネットや書籍で集客の事を学ぶ人も多いでしょう。
しかし、残念ながらネットや書籍で集客を学んでも、多くの場合はうまくいきません。
その理由はなぜか?そしてどのようにすれば集客がうまくいくようになるのか?
今回はそこに焦点を当ててお話をしたいと思います。
1.ネットや本で集客を勉強してもうまくいかない理由
試しに「集客 うまくいかない」等のキーワードでインターネット検索をしてみて下さい。そこには集客ができるようになるような方法論が書かれてページが検索結果として表示されるはずです。
しかし、各ページを細かく見てみると分かるのですが、上位で表示されているサイトは基本的に抽象的なマインド論だけで、具体的な考え方に触れていないんですね。
- 「お客様に喜んでもらうと言う姿勢が抜けている」
- 「自分のメリットを基準に考えているから」
- 「とにかく行動力が足りない!
等々、分かるんですが「ふわっと」した解説が多いんですね。
もしくは集客の「方法」の紹介(広告とかSNSとかブログとか)をしているだけで、同じくその具体的な使い方について一切触れられていないとか。
こんなページを何回何十回見ても、集客はうまくいくわけがないんですね。
2.ビジネスコンセプトは明確ですか?
集客の問題を解決する前に、考えるべき点があります。
それは「ビジネスコンセプトは明確になっているか?」と言う点です。
ビジネスコンセプトとは
- 誰に
- どのような方法で
- どのような未来に連れて行くのか
と言う内容です。
●「誰に」、つまりどんな悩みを抱えている人に(もしくはどんな願望を持っている人に)。
●「どのような方法で」、これはあなたのサービスそのものですね。あなたの商品・サービスが中身が薄い物・しょぼい物であれば、商品・サービスから作り直す必要があります。
●「どんな未来に連れていくのか」、単純な悩みの解決や願望の達成だけではなく、その結果としてお客さんにどのような素敵な未来を歩んでほしいのか?
これらの事を明確にする必要があります。
これらの事が明確ではなく「ふわっと」した内容であれば、誰の心にも刺さりません。「集客がうまくいかない」と悩んでいる場合、まずはビジネスコンセプトが明確になっているか再度検討しましょう。
3.問題は「分解して」考えるべき
では、集客ができないと言う問題について、どのように解決すべきなのでしょうか?
問題と言うのは基本的に混然一体とした「ぱっと見わけがわからない」物ですので、そのまま考えても具体的な解決策は見えてきません。
その為、問題を要素ごとに分解して考える必要があります。
集客は具体的に「露出度」と「求心力」に分解する事ができます。広告を出すとか、SNSやブログをやるとかと言った「手法」を考える前に、この露出度と求心力を考える必要があるんですね。
では、これらを一つ一つ考えていきましょう。
① 露出度
最初の内は行動力を上げてひたすら露出する回数を増やせば良いのですが、ただそれだけだと効率が悪すぎます。
その為、露出度を増やしつつ、どのタイミングで露出すればより多くの人に見てもらえるか?と言う事も具体的に調査するようにしましょう。
例えばSNSへの投稿であれば、どの時間帯であればインプレッションが多くなるのか?と言う調査です。
これ、データを取れば良い事なのでそこまで難しくないのですが、やっていない人は結構多いんですよね。
必ず調査するようにしましょう。
② 求心力
これは先程の「ビジネスコンセプト」が非常に生きてきます。特に「誰に対して」が重要になってくるでしょう。
簡単に言えば、「共感」してもらう必要があります。
それにはあなたの商品・サービスに対する共感だけではなく、その人が常に考えている事や興味事・価値観まで具体的にイメージし、その価値観等に刺さる情報発信をする必要があります。
つまり、あなた自身にも興味を持ってもらい共感してもらうのです。
その為にはあなたが人に興味を持つ必要がありますね。
人に興味を持てなければ、人それぞれの考え方や価値観について深く知る事ができませんし、深い意見を持つ事が出来ませんので。
求心力を身に着けたいのであれば、人に興味を持つ。これが鉄則でしょう。
4.まとめ
◆まずはビジネスコンセプトを明確にする。
ビジネスコンセプトとは、
- 誰に
- どのような方法で
- どのような未来に連れて行くのか
◆集客=「露出度」×「求心力」
以上の事をしっかりと考えた上で、その後に集客方法を考えるようにしましょう。