こんにちは。甲斐です。
最近、とある士業の方(相続をメイン業務としている)が毎日ツイートしている内容が非常に気になっています。
その内容が
「SEO対策専門家から『最低3か月間は、毎日1,000文字以上のブログ更新すること』という課題を与えられています ブログの更新、毎日継続中です。」
と言うブログのリンク付きのツイートです。
正直、このツイート見た瞬間、「質の悪い、悪徳SEO会社に騙されているなぁ・・・。」と思い、ブログを見てみると「あぁ、やっぱり・・・。」と言う感じでした。
専門家としてのノウハウが書かれた記事ではなく、ひたすら事務所紹介的な記事ばっかりだったからです。
ブログは、専門家としての自分を知ってもらうためのツールとしては非常に優秀ですが、その使い方を間違えてしまうと全く効果が無いばかりか、「マイナスブランディング」にもなってしまうのです。
今回はその「絶対に失敗するブログの運営方法」のお話です。
1.毎日ブログを更新する「だけ」では意味はない
当たり前なのですが、ブログは毎日更新する「だけ」では意味はありません。
確かに、ブログの更新頻度が多い=ページ数が増加しますので、それだけ多くの人からブログを見てもらえる確率は増えます。
しかしながら、あくまで重要なのは記事の「質」です。
専門家としてブログ(ビジネスブログ)を書く目的は、
- 誰かのお困りごとを解決する事
- 専門家としての仕事に対する考え方を知ってもらう事
にあります。
それなのに、例えば事務所紹介的な記事、
「〇〇県で相続の事にお困りの場合は、〇〇事務所にお任せ下さい。〇〇県は風光明媚な場所で・・・当事務所は駅から〇分の好立地な場所にあり・・・」
的な内容が永遠と書かれていた場合、誰もその専門家に仕事をお願いしたいとは思わないでしょう。
ゴミくずのような記事を毎日量産したとしても、全く意味はないのです。
2.ブログのタイトルは超重要。キーワードを詰め込みすぎない
一つだけSEOの話しをします。
ブログの各記事のタイトルは、ユーザーが検索したキーワードに関連して検索結果に表示されますので、SEO的には最重要なポイントになります。
その為、タイトルと記事の内容は一致している必要があります(タイトルが相続の事なのに、記事の内容が健康食品の紹介とかNGです)。
そして、これは非常に多いのですが、集客したいキーワードをやたらと詰め込むのもNGです。
例えば、横浜市で相続をメインで行っている士業であれば、記事の一つ一つに「横浜市で相続は〇〇事務所にご相談下さい」と付けるパターンです。
いくら集客したいからと言って、全ページに同じキーワードを入れるのはさすがにやりすぎですし、このような事をやればブログに対するGoogleの評価が下がる一方で、上位表示は不可能でしょう。
3.下手な情報発信は「マイナスブランディング」になる
このような「低品質なブログ」はSEO的にも意味はないのですが、他の視点からも悪影響を及ぼします。
そう、「そのブログを見ている第三者」の視点ですね。
冒頭でご紹介した士業は毎日ブログの更新の案内を、ブログのリンク付きでツイートしています。
その為、ある程度の人からはブログを閲覧されていると思うのですが、実際にブログを見た人はきっとこう思うでしょう。
「うぁ、何この記事?薄っすぺら(笑)」
この人、本当に専門家?と思われても不思議ではないでしょう。
折角ブログを毎日書いたとしても、質の低い記事ばかり量産しても誰からも「専門家」と認識されない、マイナスブランディングになってしまう事があるのです。
4.まとめ
SNSやブログ運営に関して、まだまだ悪質なコンサルタントは沢山います。
このような質の悪いコンサルタントに引っかからない為の秘訣は「そのコンサルタント自身が書いているビジネスブログを見る事」です。
実際にそのコンサルタントのブログを見て、内容がしっかりとしているのか?誰もが言える一般論だけを話していないか?等、コンテンツの質をちゃんと吟味する。
その上で、コンサルタントが信用できるかできないかの判断を、自分自身で行うようにしましょう。