情報量が多すぎるこの時代、我々の脳は退化しているのかも知れない

ビジネスマインド・ビジネス一般

こんにちは。司法書士の甲斐です。

突然ですが、今から10年前、インターネット関連のサービスがどんなものがあったか思い出してみて下さい。

ブログと言えばアメブロ等が主流で、今のようにWordPressを使ったブログは少数派だったでしょう。またSNSもTwitterやFacebook、mixi等が中心で今のように沢山のSNSがリリースされていなかったはずです。

このようにインターネットの世界はたった10年で激変し、僕達はその10年前と比較して、毎日とんでもない情報量のシャワーを浴びているのです。

ぶっちゃけ、脳みそがパンクしそうですね。

実際、色々な人と仕事でお話しているとき、こんな発言をする事が増えてきた気がします。

「それについては先程お話した通りで〜」
「その件についてはメールに記載した通りで〜」

ようするに、「え、さっき言ったよね?ちゃんと聞いてなかったの?」的なお話です。

なんでこんな会話が最近増えてきたのか?僕は脳科学の専門家ではありませんが、やはり現代社会における「情報過多」が原因なのでは?と推測しています。

脳が過度の負担を減らすために、わざと考えることを放棄していると言いますか。

今回はそんな、脳が退化するのが当然なのかもしれない現代社会で、じゃあどうするか?と言ったお話です。

1.脳の機能「システム1」と「システム2」

まず脳の機能として前提となるお話をします。

心理学者ながらノーベル経済学賞受賞した、ダニエル・カーネマンのベストセラー本「ファスト&スロー」に記載されているのですが、人間の脳が行っている意思決定には2つのシステムがある事が説明されています。

ざっくりと言うと、脳にはスピーディーかつ直感で動くが複雑な処理が苦手な「システム1」、スピードが遅く怠惰だが深く考える事が得意な「システム2」があり、このシステム1とシステム2を交互に活用する事で人は様々な思考を行っています。

例えば「1+1は?」と質問されるとすぐに答える事ができると思います。これは脳の「システム1」を使って考えています。

では「3456+87655ー464は?」はどうでしょう?簡単には答えられないと思います。

このように、すぐには答える事ができない物事に対して、深く考え正解を導き出す機能が「システム2」です。

このように脳には2つの機能があるのですが、システム2は脳への負担が強いため、通常はシステム1が常に機能しており、いざと言う場面でシステム2が出てくる、と言うのが脳の仕組みとして上記の「ファスト&スロー」の中で紹介されています。

で、これを前提とした場合、

「情報量があまりにも多すぎる現代社会は、システム1がフルか稼働している。また情報量が多い結果、システム2にあまりにも負担がかかり過ぎるのでシステム2が出てきたがらず、その結果、本来システム2が対応すべき状況でもシステム1が無理矢理対応してオーバーヒートしている。」

と言うことが起こっているのかなーと個人的に感じているのです。

2.脳の退化を防ぐにはどうすれば良いか?

では具体的にこの脳の退化を防ぐためにはどうすれば良いか?一つの方法をしては「情報からあえて距離を置く」と言うのがあるでしょう。

いわゆるデジタルデトックというやつで、特に普段使っているSNSを利用しないと言うのが簡単に思いつきますし、効果的でしょう。

でもこれは効果があるかも知れませんが、中々現実的ではないかも知れません。

とすればもう、「意図的に考える時間を増やす」しかないでしょう。

例えばニュースをボーと眺めるのではなく「このニュース(事実)の意味する事は何なのか?」と深堀するのです。その時に有効なのが「So what?」(だから何?)、「Why so?」(それはなぜ?)と質問を繰り替える事。

この質問を何度も繰り返す事により、一つの事実を深く深く考察する事ができ、脳を退化させない「考える力」を養うトレーニングへと繋がるのです。

3.まとめ

脳が退化する事、考える力が低下する事と言うことは「他人への配慮を考える力」を失う事にもなります。

例えば仕事で他人に対して「もっとこうしてくれれば私の仕事がやりやすくなるのに!」と感じた事はありませんか?

これこそまさに「他人の事を考える余裕がなくなっている状態」でしょう。

このような心の余裕がない、ギスギスした状態で仕事や生活をしても楽しくないはずです。現代社会の情報量が多い事はもうどうしようもない事実ですので、それを上手く逆手に取ったやり方で「考える力」を身に着けた方が良いでしょう。

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