俳優のように生きる事とマーケティング

マーケティング・集客

こんにちは。司法書士の甲斐です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕は昔、俳優をやっていました。

まぁ、俳優としては全然売れずにサラリーマンを何年か経験後、司法書士になった経緯があるのですが、今振り返るとこの俳優時代に勉強した事がマーケティングに応用できるのでは?と思ったんです。

で、実際に芝居に関する本を読み直してみるとやっぱりそうだ!と確信したんですね。

今回は一見関係が無いように見える、「俳優のように生きること=俳優思考」と「マーケティング」に関してお話したいと思います。

仕事でマーケティングをしている人やこれからマーケティングを学びたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

1.俳優の第一歩は「人を知ること」から始まる

俳優の仕事はまさに「人」を演じることにあります(まれに動物とか植物とか「人」以外のものを演じることがありますが、基本は人を演じます)。

演じる対象が「人」である以上、人のことを深く知らなければそもそも演技をする事なんて出来ません。

で、「人を知る」とは具体的に何なのか?例えば、とある特定の状況において

  • 人はなぜ、そのような行動をしたのか?
  • 人はなぜ、そのような反応をしたのか?
  • 人はなぜ、そのような感情になったのか?

等々と言ったことについて、徹底的に探究する事を指します。

徹底的に探究、突き詰めることで、薄っぺらい表現ではなく説得力がある芝居に繋がるんですね。

皆さんは別に俳優を目指すわけではないので、本格的な芝居の勉強は必要ありません。しかし、この「俳優思考」はマーケティングにも応用できると思いませんか?

なぜなら、マーケティングの本質は「自分を知る」「人を知る」「相手に自分の事を知ってもらう事」と言う相互理解であり、まさに「人」について徹底的に探究する必要があるからです。

勘違いされる方が良くいらっしゃるのですが、マーケティングは広報とか宣伝・広告とかではありません。

消費者が何を考え、どのような行動をし、どのようなインサイトがあるのか?

デプスインタビューやその他の人間観察を通じてこれらを常に探求し、商品やサービスに取り入れ販売すると言った「販売活動における全体の流れ」がマーケティングです。

俳優も「人の研究」の為、街に出て人間観察を一日中している事があります。

自分が演じる役が駅員だったら鉄道の駅に行って駅員をひたすら観察する、サラリーマンだったら彼らがいそうな場所にひたすら出歩く、スポーツ選手だったらそのスポーツを実際に習ってみる、等。

演じる役が薄っぺらいものではなく、人として成立する為に様々な観察を行い探求をしているのです。

2.演じる役やペルソナの「履歴書」を書けるか?

マーケティングにおけるペルソナとも関連してきますが、良い俳優は演じる役の「履歴書」を書く事ができます。

ここで言う「履歴書」とは、就職活動等で企業に提出する単純な履歴書ではありません。

出身地はどこか?幼少期にどのような体験をしたか?小学校はどのような環境だったのか?中学・高校・大学は?社会人になったら?そして過去の体験から現在の自分について、どのような影響があって自分の価値観を形成したのか?等

まさにその人の「歴史」の事であり、その歴史を探求し語る事ができるかどうかで、演じる役の厚みが変わってくるのです。

なので良い俳優ほどこの「履歴書」について真剣に考えるのです。

これはビジネスで情報発信を行う場合の「ペルソナ」も同じですよね?

情報が氾濫している現代社会では、ごく当たり前・ありきたりな情報発信をしても人の記憶には残りません。

「これは自分の為の情報だ!」と思ってもらう為には特定の人に絞った「尖った」情報発信をする必要があります。

その為にはペルソナを設定する事が重要であり、生きたペルソナとする為には俳優が行うような「履歴書」を書けるようにする必要があるのです。

3.脚本を読めるか?

また、良い俳優の条件の一つとして「脚本が読める」と言うのがあります。

これは単純に脚本に書いている文字を読めるか?と言う話しではなく、脚本に書かれた各シーンの背景事情、世界観等、作品を通じて表現したい事を正確に捉える力の事です。

「日本人の3分の1は日本語が読めない」なんて見出しのニュースがありましたが、まさにこれは「言葉の意味はもとより、書かれている内容の背景事情、世界観等を正確に捉える力」が現代人は不足している事を指しています。

物事を正確に捉える力が無ければ、マーケターとして良い仕事はできないでしょう。俳優の「脚本を読み込む力」もマーケティングに応用できるはずです。

4.まとめ

マーケティングとは広報とか宣伝・広告とかではありません。有名どころのフレームワークを使って分析をするだけの仕事でもありません。

マーケティングは「人」の事を知ろうする学問でもあり、その点については俳優と何も変わらないんですね。

人の事を知る為には、とにかく人に関心を持つ事。

街中に歩いている子供や学生、サラリーマンや主婦、おじいちゃんやおばあちゃんまで関心を持ち、人の生き様に触れる。

このような「俳優のように生きる=俳優思考」で日常を暮らしてみると、面白いかもしれませんよ?

この記事の執筆者(文責)
司法書士 甲斐智也

起業支援と商品・サービスのコンサル化のお手伝いもする司法書士|マーケティング思考でコンセプトをしっかりと考えた会社設立します|2級FP技能士|たまに心理カウンセラー|某球団マスコットの中の人の経験あり

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